同人用語の基礎知識

頒布数

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有償・無償問わず、配った本の総数、「頒布数」

 「頒布数」(はんぷすう) とは、同人誌同人グッズ などの物品を配った数、頒布 した数のことです。

 この場合の頒布とは、無償・有償を問いませんから、本が売れた数 (売り部数) だけでなく、無償 (無料、タダ) で配った数も含まれます。 最初からお金をもらう必要がなく、無料頒布が前提の 無料本ごめんなさい本 など) がそうであるのはもちろん、有償頒布 (販売) の同人誌の一部を無料で配った場合 (例えば全部で 100冊作って80冊は有償で頒布し、残り 20冊は友達に無償でプレゼントしたなど) の場合も、頒布数はあわせて 100冊となります。

 当然ながら頒布数が多い 同人サークル は、原則としてそれだけ人気がある、多くの ファン がいて本を求められているということになります。 頒布数の特に大きなサークルなどは、大手サークル、あるいは 同人イベント での 配置サークルスペース会場 での位置) から、壁サークル (壁・壁サー) などと呼ばれる場合もあります。

同人誌頒布数によって、イベントの配置が変わることも

 頒布数は同人誌を頒布するサークル自身が数えます。 この数字が コミケ をはじめ、多くの同人イベントでサークルの配置の参考にされていますので、イベント への サークル参加 の申込みの際には、見栄をはらず正確な数字を申告するようにしましょう。

総頒布数と、イベント毎頒布数

 頒布数の考え方としては、イベントごとのカウントと、過去全ての頒布を合計した総頒布数の2つがあります。 イベント申込みの時などは、混雑対応 の必要もあり、どの本がどのイベントでどのくらい頒布されたかが重要で、普通は 「どのイベントで何冊頒布されたか」「前のイベントでは何冊頒布したのか」 が 「頒布実績」 として求められます。

 何度も開催されていて、自分も何度か参加しているイベントに申し込む場合に 「前回実績」 が求められた場合は、ナンバリング されたイベントの前回参加時の頒布数を申告します。 例えば第10回イベントに申し込む時に、前回イベント第9回に参加していたら、その時の頒布数が前回実績となります。 第9回に参加はしてないけれど第8回には参加していた (前々回イベントに参加していた) ケースでは、「前回参加なし」 もしくは 「前回頒布実績なし」 となります。 自分にとっての前回ではなく、イベントにとっての前回となるわけですね。

 イベントによってこれらの記入方法が異なる場合がありますので、申込みを行う時は、きちんと申込みの説明を読んで、間違わないようにしましょう。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2000年6月20日)
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