有名処から新顔まで、熱心なサークルが揃ってます
大手サークル 程の 同人誌 の 頒布数 はないものの、ある程度以上の期間にわたって継続して活動しているような 同人サークル を、一般に 「中手」「中堅サークル」 などと呼びます。 ネット では 「チュケーン」 などとも。
もちろん 「大手サークル」 も、ポッと出の新人同人作家や 新参 のサークルが簡単に短期間でなれるものではないので、単純に頒布数の多寡や瞬間的な知名度だけで 「中堅サークル」 との区分をしても良いのですが、往々にして 「大手サークル (とくに男性向けサークル)」 は活動している ジャンル (二次創作 の場合の、元ネタ となる マンガ や アニメ 作品タイトルなど) の移ろいが激しく、“単一ジャンルで相当期間頑張って活動していて、実力もあり、かつそこそこの頒布数がある” 場合に、こうした表現をする場合が多いようです。
表舞台には立たないまでも、圧倒的な存在感を持っていたり
あるジャンルが 同人 の世界で 長期間生き残って 行く場合には、大手よりむしろ、こうした中堅どころの層がいかに分厚くしぶといか…が、重要な要素になりそうです。 いわゆる オンリーイベント や プチオンリー などのイベントも、このクラスのサークルが発起人や中心となって開催される場合がありますし、サークル同士の横のつながりも強くて頼れる存在なんですよね。 ちょっとやそっとじゃ同人の世界から消えることはないだろう…という安定感もあります。
ちなみに、いわゆる よろずサークル で中堅どころと呼ばれるところもかなりの数がありますが、この場合は “扱う作品ジャンル” と云うより “ 作者 自身の個性” が一つの “ジャンル” になってしまっている…ってな場合が少なくありません。 冒頭の中堅サークルの定義とは若干意味合いは異なりますが、ともあれそこまで行けば、作者も本望でしょうし、読者 も幸せでしょうね(笑)。 まぁジャンルが衰退すると中堅どころは身の置き場に困ったりして微妙な立場 (微妙手) になったりもしますが…。
場合によってはこのクラスのサークルの制作物が 商業 展開したり、同人のまま他の同人サークルの作品の元ネタになったり (いわゆる 同人の同人)、後で振り返ってみると、その時代その時代で象徴となるような大きな足跡を残す場合もあります。