恐怖のあまり縮み上がってしまうのです… 「玉ヒュン」
「玉ヒュン」(タマヒュン) とは 「金玉がヒュンヒュン」 すること、金玉がヒュンヒュンするとは、恐怖のあまり金玉 (金玉袋) が縮み上がり袋の下あたりにキュッとした引っ張り感を覚えたり、袋周辺に隙間風が吹いたごとく冷たいものが走ったり、危機にあって金玉袋というか、男性器のあたりにもぞもぞとした言い知れない違和感を覚えたりすることです。 タマキュンとも呼びます。
例えば高所恐怖症なら、高いところに行ったり、高いところから撮影した風景やそうした場所で落下しそうなふるまいをする人間の 画像 や動画などを ネット で見たときに、「金玉がヒュンヒュンしてきた」 といった感じで使います (なおそうした要素のある画像や動画は、玉ヒュン画像とか玉ヒュン動画などと呼びます)。
こうした 「恐怖やピンチ」 に遭遇した時に、身体的な変化を感じるというパターンは様々なものがあります。 例えば動悸が激しくなる、気が遠くなる、血の気が失せて悪寒が走る、のどが渇く、金属の味が口の中にしてくる、足がすくむ、額に脂汗や手に汗をかく、お尻の穴が縮まる…などです。 中でも男性器やその周辺に対する変化は多くの男性が感じるところですし、血の気が失せるとか足がすくむに比べると、ずっと砕けた表現である 「玉ヒュン」 は、ネタ として使い勝手も良いということなのでしょう。
また股間に強い衝撃を受ける (金的蹴り・急所蹴りなど)、セックスのピストン運動の時に変な力が加わってペニスがグキッとなる…などの下世話な話の時にも、つい体が反応し下半身に違和感を覚える男性は多く、男同士の気取らない表現として、ニュアンス が伝えやすいという点もあるのでしょう。
当然ながら、金玉を持っていない女性には全くイメージがわかない言い回しとなり、そう表現されてもピンとこない慣用句ですが、場合によっては 「女も玉ヒュン」 といった言い回しで、より恐怖感を 煽る ような使い方もあります。
高所での恐怖で金玉が縮み上がる
まあ実際は、高所恐怖症がらみで金玉に異変を感じない人も多く (筆者 も足がすくむ感じがするだけで、金玉は余裕でぶらぶらしてます)、必ずしも男子不偏のイメージという訳ではないのですが、ネット掲示板 を中心にある種の ネットスラング として広まってからは、単に 「恐怖を感じた」 とのネット特有の言い回しになっている感じです。
なお 「きんたまがふっくらしてきた」 などと表現する場合は、性的な意味を強く持つ言い回しとなります。