カワイイ! 癒される! と評判の 「たれ目」
「たれ目」 とは、目頭に対して目じりの位置が下がっている状態の目、垂れ下がった形になっている形状の目のことです。 「タヌキ目」「イヌ目」 とも呼びます。 対義語は つり目 もしくは 「キツネ目」「ネコ目」 です。
一概にはいえませんが、タレ目の傾向のある顔の作りは、比較的 「目が大きい」 傾向が見られ、またチャームポイントとして 「優しそうに見える」「よりいっそう目が大きく見える」 などで、好まれる傾向があります。 とりわけ女性の場合、「女の子らしくてかわいい」 と、男女ともに好む傾向が強いものです。
「ツリ目」 は、俗に 「切れ長の目」 などと呼ばれ、クールで理知的なイメージもありますが、マンガ などでは悪者、悪役のイメージが多く、現実の世界でも 「人相が悪く見える」「怖くみえる」「怒っているように見える」 などで、コンプレックスの対象となっている場合もあります。
呑気、お人よし、優しい…タレ目のイメージ
左画像は、タレ目状態の再現図です。
「タレ目の再現図」
これは再現図です。下のサムネイル画像へマウスオーバーすると、左側に大きな再現図が表示されます。 回線の状態によっては、表示までに少々時間がかかる場合があります。 | ||
ツリ目 | 自然体 | タレ目 |
カッコイイよりカワイイが正しい!? 「タレ目」
怒っていたり不機嫌な状態を、俗に 「目を吊り上げて怒る」 なんて云いますが、「タレ目」 はこれの反対に、かすかに微笑んでいるように見えたり、鋭さがなく柔らかい表情になる傾向があります。
マンガや アニメ などでわざわざ 「タレ目」 にする場合、こうした傾向がある程度意識され、お人よし・善人 キャラ は、だいたいタレ目だったりするものですが、子供っぽく童顔に見えたり、親しみやすさが増すこともあり、現実の女性のお化粧などでも、タレ目メイクは人気があるようです。
こうした傾向は80年代頃にピークを迎えますが、シャープなイメージを持つタレントが人気になったり、90年代頃から ツンデレ などが大きく盛り上がる中、次第に創作物の 2次元 のキャラでは、勢力図が塗り替えられつつあるようです。
その後2000年代になり 「ツンデレ」 が大ブームとなると、あからさまなタレ目は相対的に目立たなくなっているような感じもありますね。