同人用語の基礎知識

メガネっ娘/ 眼鏡少女

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顔のイメージを変える日常使いの最強アイテム装備 「メガネっ娘」

 「メガネっ娘」「眼鏡少女」 とは、眼鏡をかけた少女を愛する 萌え要素 のひとつです。 男性 キャラ の場合には、「メガネくん」 とか、「メガネ男子」「眼鏡少年」 などと呼びます。

 メガネ自体は日常生活で広く使われるごく普通の アイテム ですが、しばしば 「目が悪くなる」(視力が落ちる、近視になる) 原因に 「勉強のしすぎ」「本の読みすぎ」 のような 解釈 がされ、マンガアニメライトノベルゲーム などで、ことさらにメガネをかけて登場するキャラは、「優等生属性」 とか 「委員長属性」 を同時に持っているケースが多いものです。

日常生活でもっとも見かける小物 メガネ
日常生活でもっとも見かける小物 メガネ

 これは、昔の 「学者」 などが目立つ黒ぶちメガネをしているケースが多く、「勉強ができる」「博士」 といったイメージの 「記号」 として 「眼鏡」 が広く定着していた点があったのでしょう。

 あわせて性格に対する 設定 では、「真面目」「神経質」「おとなしい」「無口・寡黙」「虐められっこ」、場合によっては 「根暗」「陰キャ」「陰険」「自虐的」 といった傾向を連想させ、あまり活発な印象はありません。

 とりわけ一昔前は、「メガネをしているとドン臭いキャラだけど、外したら美少女に」 みたいな扱いもされ、なにやらメガネが 「良くないもの」「できれば避けたいもの」 のような印象を与えかねない内容のものすらかなりの数がありました。

 いわゆる 「メガネ萌え」 といった傾向を持つ人はかなり昔からいて (萌えの要素としては、最も古い部類に入ります)、そうしたある種の 「虐げられた状況」 をも含めて愛でる人が結構多かったものです。 その後 「コンタクトレンズ」 が普及し、視力矯正の必要がありメガネを手放せなかった人も 「メガネとコンタクト、どっちを選ぶか」 との選択肢が広がり、あわせて 「身体的な特徴を性格などに極端に結びつけることを避ける空気」 もあって、今ではあまり ネガティブ なイメージをメガネに与えることは少なくなったようです。

様々なメガネの再現図

 左画像は、メガネの再現図です。

「メガネの再現図」

これは再現図です。下のサムネイル画像へマウスオーバーすると、左側に大きな再現図が表示されます。

回線の状態によっては、表示までに少々時間がかかる場合があります。

通常眼鏡 細め眼鏡 眼鏡+眼帯
大きな眼鏡 光る眼鏡 眼鏡なし

「メガネ」 装備キャラだけが持つ、独特の魅力

 メガネ 装備 キャラのみ持っている大きな特徴のひとつに、メガネを巡る独特のしぐさ、それによる感情表現があります。

 「メガネクイッ」 と呼ばれる (そのまんまだな…)、親指と人差し指で眼鏡のテンプル (つる) をつかみせり上げるしぐさなどは、それだけでメガネフェチにとっては辛抱たまらんほどの魅力があるようです。

 また 「メガネキラリ」「メガネキラーン」(これもそのまんまだな…) は、それだけでそのキャラが 「何かに閃いた」「感情が大きく動いた」「何かのスイッチが入った」 という意味になります。

 さらにメガネのレンズ部分が反射して目元が隠れたりすると、「何を考えているか分からない」「冷酷さ」 などをかもし出し、メガネを外してテーブルにコトリと置いたりすると 「決意」 を連想させ、「メガネずり落ち」 では、コミカルな魅力を振りまきます。

 いわゆる フェチ の世界では、「メガネ+キャラクター」 というより、メガネそのものに性的な魅力を感じる場合もあり、例えばエッチなマンガでは、メガネのレンズ部分に 「射精」 するとか、性的なボルテージを上げる小道具として最強の威力も発揮します。 シーンによってはメガネを外してノンメガネキャラにもなれるわけですし、ある意味 「メガネのないキャラは、なんと不自由なものよ」 とすら思える 「万能性」 です。

日本人といえばメガネ…?

 なお日本人のメガネ使用率はコンタクトの普及などで年々下がる傾向にあるようですが、20歳程度までの着用率はおよそ 13%、20代〜30代まで含めると3割程度になるそうです (2007年の文部科学省の調査による)。

 これは日常使いとしての数字で、全年代を含め 「メガネを持っている」「コンタクトと使い分けている」「必要な時には使用する」 なんてのを含めると、実に7割を超えるとのデータもあります (メガネ関連企業のアンケートや調査結果はだいたいそんな数字になってますが、まぁ業界の数字なので控えめに見る必要があるでしょうが)。

 また子供や若い頃は 「メガネはおしゃれじゃない」 と敬遠する空気が依然強いようですが (おしゃれ用の カラコン などはすごい人気です)、しかしある年代以上になると、むしろおしゃれのアイテムとして積極的に手を出すケースも多いようです。

 日本人というとメガネという印象を持つ外国人が多いようですが (戦前 など、メガネ出っ歯なんてのが日本人の特徴としてよく扱われていました)、やっぱり世界的にみても多い方なんでしょうねぇ。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2004年9月11日)
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