美少女キャラの美しい顔が、変な顔になればなるほど興奮
「アクメ顔」 とは、性行為などで絶頂に至った時の顔、あるいはその表情のことです。 「イキ顔」 とか 「絶頂顔」「昇天顔」 などと呼ぶ場合もあります。
「アクメ」(acmè) とは、フランス語で性的な絶頂のことで、同じフランス語でオルガスム (Orgasme)、英語だとオーガズム(Orgasm) などと同じ意味の言葉です。 なお絶頂にまで至っていないが、それに近い状態の顔は、「ヨガリ顔」 とか 「アヘ顔」 などと呼びます。
「のけぞり絶頂」 と 「うずくまり絶頂」
この 「アクメ顔」、18禁 なアダルトマンガやエロマンガ、エロゲームなどでは、もっとも力を入れる大切な表現、シーンのひとつとなっていますね。 パターンは2つあり、めくるめく刺激や快楽に身を任せて身悶えるパターンでは、しばしば目は 寄り目 だったり ハート が浮かんだり白目をむき、口は大きく開けて 舌 が飛び出したりよだれを垂らしつつ、体は大きく後ろにのけぞったりします (のけぞり絶頂)。 逆に刺激や快楽が強すぎて必死に耐えるようなパターンでは、眉間にしわを寄せ目は固く閉じ、歯を食いしばったり唇を小さく突き出すように口を開いて体は前方にうずくまるような形になります (うずくまり絶頂)。
セリフはどちらも 「イクッ!」 が基本ですが、前者はあえて野卑な感じで 「いぐぅぅぅぅぅ」 などと濁音を使って激しい口調にしたり、後者は 「イクッ」 と小さく口走ったり、心の中の声として発したりします。 またいずれのパターンでも 「ビクン ビクン」 といった体が痙攣している擬態語は画面に入れられることが多いでしょう。 前者はもう完全に動物状態で、その乱れっぷりが良いと云う人もいますし、後者の控え目で健気なイキ方に 萌える という人もいます。
のけぞり絶頂とうずくまり絶頂の違いや使い分けは、キャラの性格やシチュエーション (例えばイクのを隠さないといけない場とか)、作者の好みでケースバイケースですが、時代を経るにつれ前者が優勢になってきているような気がします。 なおのけぞりながら耐えたり、うずくまりながら乱れる複合型もあります。 こちらは前者が優勢でしょうか。
いずれにせよ、それまで楚々としておしとやかだった美少女 キャラ や、イラスト ワークとして精緻な髪型や服装の 書き込み などをしている作品の場合、キャラが壊れたかのようなこの 「アクメ顔」 とのギャップのインパクトはすさまじく、いきおい 読者 や プレイヤー の性的なボルテージも上がります。
擬似アクメ顔を集めている人も
セックスなどの性的なシーン以外の、別に何でもない普通の動画や 画像 を、「それっぽく見える」 として珍重する場合もあります。 テレビなどでインタビューに応えるアイドルが 「まばたき」 する瞬間をとめて、目や口が半開きで白目状態のものを 「イキ顔だ」 として おかず にしたり、「変顔」 と呼ばれるおかしな顔 (ドラマのワンシーンなどで映像を止めた時に偶然現れる 「寄り目」 でひょっとこ口など) を、好んで集めている人もいます。
「アクメ顔」 とは直接関係がありませんが、運動のシーンなどでアイドルのポーズ、肢体が瞬間的に 「ガニ股」 になったようなのを愛でる場合もあります。 その際、タイミングが上手く合致して顔も 「変顔」 なら、その筋の人には最高のディナー、我々の業界ではご褒美です になるのでしょう。
なお似たものに、レイプ目 というものもあります。