気持よくてもう逝っちゃいそうです… 「アヘ顔ダブルピース」
「アヘ顔ダブルピース」 とは、アヘ顔 をしながら、両手でピースサイン (Vサイン) をしている状態を指す言葉です。 略して 「アヘ顔ダブピ」 と呼ぶ場合もあります。
アヘ顔とは、18禁 なアダルトマンガやエロマンガ、エロゲームなどでよく見られる、性行為で感じまくってる時の キャラクター の顔の極端な表情描写のことです。 寄り目 や白目をむいたり瞳の中央部分にハートマークがつく状態で、頬は紅潮し大きく口を開け、舌 が飛び出ていたり、舌裏 (ベロ裏) が見えていたり、よだれや 鼻水 を垂らしているような激しい表情となります。
典型的なアへ顔ダブルピース (三瀬多賀り子) |
このような状態で両手でピースサインというのは、かなり頭が悪い、半分狂気じみた表情となりますが、知性のカケラもない、完全無欠な白痴っぽさ、痴女 っぽさを好む ファン も多いようで、俗に 「紳士 向け」 と呼ばれる 変態 じみたエロ作品では、ある種の様式美にもなっています。 また 媚薬 なり脅しなりで、無理やり笑顔にさせる、アヘ顔をさせる (強制笑顔、強制アヘ顔、強制ダブルピース) に魅力を感じる人も多いようです。
様々な性行為の形と複合しますが、陵辱、レイプものや、輪姦、乱交のような集団プレイなどとの相性がとても良いようです。 通常このような性行為は性犯罪だったり、女性が 受け の場合は嫌がるもの、望んではいない展開になるはずですが、笑顔だったり、ピースサインをするなどして喜んでいる表情をするのが、ある意味でより一層、「悲惨さ」 を増幅する感じです。
実写のAVなどでも、「痴漢 されて喜ぶ女性」「性行為の真っ最中に笑顔を見せ、カメラに向かってVサインをする女性」 というのが、ある種の興奮するポイントとなっている男性は少なくなく (惨めな女性を見ることにより、逆にその女性にこそ 感情移入 をし、被虐的、自虐的 な感情が満たされる)、この種の性的好みは、わからない人には全く分からないようですが、分かる人にはたまらない魅力のひとつともなっているようです。
らめぇ…アヘ顔ダブルピースで写真撮られちゃうぅ! で、ルーツは…?
アヘ顔ダブルピースの 元ネタ やルーツ、発生した時期ですが、実はあまりはっきりしません。 アヘ顔自体は、美少女コミック誌 の時代前、少なくともエロ劇画の時代から見つかりますし (厳密に云えば、それこそ浮世絵の時代からあります)、ピースサイン自体も昔から存在します (ダブルピースという行為と呼び方も昭和のものです)。 それが複合しただけの、2000年代以降でいう 「アヘ顔ダブルピース」 と全く同じ 要素 を持つ姿も、かなりの歴史がありそうです。
ちなみに調べましたら、1990年〜1995年前後に 筆者 が描いた 完全原稿状態 のエロマンガにもそれがありました…。 落書きはそれ以前からありますし、プレーンなシングルピースやダブルピースの他、乳寄せダブルピース、生徒手帳 つきカメラ撮影アヘ顔ダブルピース (作内撮影) とか、パンツ を頭にかぶって ウインク・テヘペロ・満面の笑みなものなどバリエーションもかなり色々ありました。 久しぶりに見て我ながら衝撃を受けたものでは、サンタクロースの コスプレ をしてクラッカーを鳴らしながらアへ顔ダブピしているものもあり、こんなに病んでいたのかと正直とても暗い気持ちになりました。
何の影響を受けたのか、誰かの真似なのか、どこでどう思いついたのかは自分でも全く覚えていませんが、こうした表情やポーズをしたエロシーンそのものは、たぶん最低でも1980年代にはエロ漫画の世界で、同じようなものが様々な 絵師 によって同時多発的に描かれていたと思います (ちなみに生徒手帳については、それよりずっと以前に自分で編み出した実感がとても強いのですが、その後同じような描写がエロ漫画に多数あることを知って、悔しいような、安心したような変な感じになりましたw)。
想像や予想をするに、通常はエロい行為と結びつかない表情やポーズをエロ行為に結び付けると意外な破壊力がある、という事実に何らかのきっかけで気づき、それによって思考や発想のプロセスに存在するある種の回路が開いてエスカレートし、「よりエロくなるのは何だ、どれだ」 とバリエーションを広げながら研究というか探求し続けた結果の成れの果てだったような感じもします。 世の中には尋常ではないエロバリエーションがたくさんありますが、筆者のようにエロい想像力がほとんどない 健全・実直で品行方正な人間ですらこのありさまですから、世の中のもっとすごい発想力と探求心を持つエロ強者の不断の営み・病的なこだわりが炸裂する中で、バリエーションが無限に増えるのは当然だと云えるかもしれません。
ただし、「アヘ顔ダブルピース」 とのひとかたまりの呼称が作られ広がったのはかなり後で、2000年代に入ってからでしょう。 また ネット で大きな話題となって広まった原因として、アヘ顔ダブルピースビデオレター の強い影響があります。 ピースサインが記念写真と切っても切れない関係があるため、カメラや写真 (昔はポラロイド、その後ビデオカメラ、携帯の 写メール 写真など) との強い関連性、複合もありますし、プリクラやカメラ付きの携帯電話が人気となり普及し、一部の ギャル の間でダブルピースと舌出しポーズによる撮影が2000年代前後に流行したのも無縁ではないでしょう。 これは極めて特殊な 趣味 だと思われていたこのポーズが、思ったより世間的に広く嗜好されるものであるのがネット時代になって認識され 共有 され、ある意味で市民権を得たようなイメージかなと想像します。
ちなみに、1990年代の 「キャローン」 は、関係ないと思いますw
目の表情こそ、キャラの表情?
似たものに、レイプ目 というものもあります。 こちらは目の光が消え失せ生気のない茫然自失とした目となります。