排出キャラ・アイテム多すぎて全然出ない…「闇鍋ガチャ」
「闇鍋ガチャ」(やみなべがちゃ) あるいは 「闇鍋」 とは、キャラクター や武器などの アイテム類 を ガチャ で引かせるタイプの ネトゲ において、膨大なキャラ・アイテムがごちゃ混ぜ、かつ同じ抽選確率で行われる場合を批判的に呼ぶ言葉です。 対義語は特定のキャラなどの抽選確率を高く 設定 する 「ピックアップ」 です。
とはいえ、ピックアップのない通常ガチャ (恒常ガチャ) では闇鍋になるのは当たり前なので、わざわざ闇鍋ガチャなどと批判的に呼ぶ場合は、ゲーム内での何らかの記念 (〇周年とか新年とかユーザー数〇人突破とか) に行われる記念ガチャで、既存キャラがまとめて大量に放り込まれながらピックアップがない状態を指すと云って良いでしょう。
こうした記念ガチャでは、現在では入手手段がない過去イベントの 限定 キャラなどが抽選対象に選ばれていたり、通常ガチャに比べて全体のラインナップが豪華、割安な価格設定となっているケースも多く、日ごろは通常ガチャを スルー しているユーザーでもつい回したくなる工夫がされていたりします。 しかし頑張って回しても膨大な通常キャラなどが邪魔をして 爆死 する結果となりがちです。 これでは思わず 「闇鍋じゃん」 と文句の一つも言いたくなるものなのでしょう。
とくにあからさまなハズレ 枠 がそれなりの割合であったりすると、闇具合も上昇するようです。
追加・新規実装が多すぎてピックアップが機能しない…
また 新規 実装のキャラや武器などのアイテム類が逐次追加される オンライン の ゲーム において、あまりにキャラなどが増えすぎてガチャやドロップの抽選枠が増加し、ピックアップといいつつピックアップがほとんど機能しない状況になった場合も闇鍋と呼ばれる場合があります。 例えばAキャラピックアップとなっていても、Aキャラの実装済みカードの種類が膨大、かつかなりの数を既に所持していたらあまり意味がないでしょう。 それは 属性 やその他の括りでも一緒です。
欲しいキャラやカードがあるので通常ガチャではないピックアップガチャにわざわざ挑戦しているのに、それが実質的に通常ガチャと変わらない状況となれば、やはり闇鍋だとの印象を持ってしまうかも知れません。
一般的にゲームでは、後で追加されたキャラほど強いキャラだったりもしますが、ゲームがリリースされた頃にイメージキャラや看板キャラとして使われた魅力的で強い初期キャラが、何人かは残るものです。 こうしたキャラを初期の頃に取り損なうと、後で母数が膨れ上がって引き当てるのがどんどん難しくなるのは、追加要素があるゲームでは構造的に仕方ないとはいえ辛いものがあります。
ところで 「闇鍋」 ってそもそも何?
一般用語としての 「闇鍋」 そのものの意味は、戦中戦後に日本のあちこちに現れた 「闇市」 の屋台で売られていた鍋料理です。 極端な品不足、食糧不足の中、食べられそうなものは何でも入れて作られていたこともあり、単なる雑草やゲテモノ肉が入っていたなどの話があります。
その後これを 元ネタ として、「食べてみるまで何だかわからない」 というスリルを楽しむ鍋料理、あるいはそれを冗談の通じる仲間で作って食べる鍋パーティーも現れ、部屋の明かりを落として暗闇の中で食べるような演出がされることもあります。