昔と今とでは大違い… 「オンライン」
「オンライン」(Online) とは、パソコン通信 や インターネット などの外部ネットワークに回線を通じて接続している状態をあらわす言葉です。 ラインに乗っている、すなわちオンラインというわけです。 またそれが転じて、ネット の世界そのものをオンラインと呼ぶ場合もあります。
対義語はネットにつながっていない状態をあらわす オフライン(Off Line) となりますが、こちらも回線の接続それ自体と無関係に、ネット以外の場所や行動を指すために使う場合もあります。 なおオンラインは、略して 「オンラ」 と呼ぶ場合もあります。
かつてのパソコン通信の時代などはネット接続料金が非常に高く、できるだけネットに接続している時間、すなわちオンラインの時間を短くすることに頭を悩ませていました (NiftY-Serve などの商業ホスト局の場合、1分間いくらの 課金 がかかる上、電話代までかかっていました)。
しかし1990年代中頃からインターネットの時代が到来。 さらに2000年代に入り定額制のつなぎ放題のサービスが広まり常時接続が当たり前の時代となると、いつでもとりあえずオンラインが当たり前になり、わざわざネットにつなぐという感覚が失われているといって良いでしょう。 意識的には、パソコンの電源を入れるか入れないか、携帯電話やスマートフォンのアプリを起動するかどうかだけといった感覚でしょうか。
オンラインが当たり前になり、旧来のイベントがオフラインイベントに
一方、同人 の世界では、それまでの 同人イベント などの集まりだけしかなかったのが、ネットのコミュニティを利用した集まりが急速に広まり、オンライン (ネットの世界) でのみ 絵 や イラスト、マンガ や SS などを発表する 同人作家 や 同人サークル も増えています。
こうした人たちは オンライン専門 (オン専/ 温泉) と呼びますが、一方で旧来の イベント などに参加する活動は、わざわざオフライン活動と呼ぶようにもなっています。