他人を侮辱したり煽ったり… 「Four-letter word」
「Four-letter word」 とは、4文字の単語、言葉といった意味の英語です。 ただしそのままの意味で使うケースはなく、もっぱら公の場で用いることがはばかられるような下品・卑猥な言葉や、そこから転じた罵倒語・侮蔑後を意味する隠語を指すために使われます。
対象となる代表的な言葉は Fuck (セックス)、Cunt (女性器)、Shit (大便)、Suck (吸う、しゃぶる) などで、日本語の うんちんまん と同じように罵倒語や品のないスラング、他者への挑発や 煽り などとしても使われます (例えば日本語における 「おまんこ野郎」 みたいな)。 中でも 「Fuck you」(くそったれ) あたりは、中指を立てるジェスチャーとともに日本でも比較的見かけるものかも知れません。
またこれら4文字言葉は、日本語の 「まんこ」 を 「ま○こ」 と一部 伏せ字 として表記することがあるのと同様、F**K とか SH*T などと表記することもあります。 また 「Fワード」「Sワード」 といった隠語の形になることもあります。 この他、特定人種や民族に対する侮蔑・差別語のイニシャルを取った ヘイトスピーチ の語句に 「Nワード」「Yワード」 などもあります (具体例は書きません)。
オンラインゲームなどで熱くなっても、実際に使うのはやめましょう
それなりに英語話者との交流がある人でも、実際にこれらの言葉を耳にすることはあまりないと思いますが (Shit あたりはわりとあるかも)、ならず者が登場するハリウッド映画とか、英語を使う品のない プレイヤー が大勢いる ネットワークゲーム、あるいは一部の 掲示板 などでは、文字としてちょくちょく目にすることがあるかもしれません (日本語のそれと同様、禁忌・NGワードとして サニタイジング されることも多いでしょうが)。
日本語の 「おまんこ野郎」「クソ 野郎」 もたいがい汚い言葉ですし、大手メディアや常識のある大人が会話で使うような言葉ではまずありませんが、英語圏における Four-letter word はそれと同等かそれ以上に強い ネガティブ なイメージがあります。
「Fuck」 や 「Fuck you」 などは、前述した通り日本でも中指を立てる仕草とともにファックとかファッキンみたいな云い方で ネタ 的に使われることがありますが、日本人が思っている以上にかなり強烈な言葉だと認識されているようなので、間違っても海外旅行や 越境投稿 などで英語圏の相手に使うのは避けた方が良いでしょう。 冗談では済まないことになるかも知れません。