カラコロを転がして大量の怪しい本を… 「自力搬入」
「自力搬入」(じりきはんにゅう) とは、同人イベント の会場に、自分の手で 同人誌 を運んで サークル参加 することです。 意味は 「持参」 と同じです。
わざわざ自分の手で本を運びこむことを 「自力搬入」 と呼ぶのは、印刷屋さん から直接 サークルスペース (SP) まで本を運び入れてもらう 直接搬入 や、宅配便で送ってしまう 宅配搬入 という別の 搬入 の方法もあるからです。
ただし コミケ や レヴォ、シティ などのような大規模イベントならともかく、中小の オンリーイベント や 地方イベント などでは、直接搬入も宅配搬入も対応していない場合が多く、その場合は 「自力搬入」 のみが本を持ち込む唯一の方法となります。
とにかく重い、ひたすら重い同人誌
同人誌に限らず、とにかく本は数があると重たいものです。 自力搬入でもクルマが使えるとだいぶ違うのですが、電車による徒歩となると、ウンザリする重さです。 多くの場合、カラコロ と呼ばれる折り畳み式の荷運び用手引きカートを利用したりして負担を軽減させていますが、1980年代から1990年代あたりまでは階段にエスカレーターのない駅もかなり多くて、難儀している女性サークル関係者さんが結構いたものです。
帰りは帰りで、本が売れて少しは荷物が軽くなるかと思ったら、よそのサークルの本を買いまくってさらに重くなったりしたりします。 ある程度イベントに参加慣れしてくると、イベントごとの特徴や 雰囲気、自分のサークルの ジャンル の勢いやジャンル内の自分の立ち位置も決まってきますし、どのくらいの数が売れるのかも事前に読めるようになりますが、不慣れな時は荷物を軽くしようとして持参した本があっという間にさばけてしまって手持ち無沙汰になったり、持ち込んだ本の部数があまりに多すぎて 「現地に運んで、また持ち帰っただけ」 なんて状況にもなります。
ここらは場数を踏んで慣れるしかありません。
車で搬入する場合には、路上駐車の駐車違反に注意
なお車で搬入する場合、街中の小規模なビジネスビルのレンタル会議室などを利用したイベントへの参加の際は、くれぐれも路上駐車と駐車違反には注意してください。
筆者 も以前、池袋 のあるイベントに車で荷物を持ち込んだ際 (この時は本ではなく、そのイベントのジャンルとなるゲームセンター用の アニメ の ポスター の自動販売機を軽トラックで持ち込んだんですがw)、朝から高い高い サンシャイン の地下駐車場にずっと停めて何千円も駐車場料金を払った挙句、夕方に荷物の受け取りに道路横付けしてほんのちょっとお別れの挨拶して10分後に戻ったら、思いっきり駐禁ステッカー貼られたことがあります…(´;ω;`)。
せっかくのイベントでこれでは、がっかりですし (反則切符と反則金で踏んだり蹴ったりです…でも悪いのは自分だし、やるせない…)、また駐車した場所によっては イベント会場 となった 貸し会議室 などに苦情が入り、その後イベントで利用できなくなってしまうかも知れません。 反則切符切られた筆者が云うのもあれですが、反省も込めて、しっかり自己管理して気持ちよくイベントに参加できるようにしたいですね。