魔法の IT で変身! まぁ、これがわたし…!? 「受肉」
「受肉」(じゅにく) とは、身体や肉体を得る事、主に Virtual YouTuber(バーチャル ユーチューバー/ Vtuber/ブイチューバー) の文脈においては、配信者 や 活動者 らが自らの身体に代わる、2D の イラスト や CG、3D のモデルで作成された バーチャル (仮想的) な キャラクター の姿を アバター として身にまとうさまを指して使う言葉です。 「仮想の美少女 (あるいは イケメン) の姿を手に入れた」 みたいな意味になります。本来の 「受肉」 は、宗教の世界で 神様 が人の形をとって地上に現れること、とくにキリスト教において、神の子であるキリストがイエスという人間の形をとってこの地上に生まれたことを指します。 神道や仏教を含めた宗教における、降臨 とか化身、権現、大明神、あるいは 「世を忍ぶ仮の姿」 みたいな言葉とも同じか近い言葉となります。
Vtuber として活動するからには必要不可欠な受肉
2017年末頃から盛り上がる Vtuber の文脈でもっぱら使われているのは、2018年4月に人気 Vtuber の月ノ美兎さん (委員長) が3Dモデルお披露目のための イベント で発言した言葉に由来しています。 演者 (中の人・魂) の 属性 とは無関係に、ネット 上で自由に活動するための肉体を手に入れたみたいな意味です。
その後この受肉を受けて、自分で描いた自作の 絵 やキャラを用いたそれを 「セルフ受肉」、中年男性の 絵師 などが、自ら描いたキャラに自分で声を当てて なりきる ことは 「バ美肉」(バーチャル美少女受肉 おじさん) と呼ぶようになっています。 一方、キャラやモデルの作成を第三者に依頼した場合、キャラデザ や キャラ絵 を担当した絵師は ママ、アバターのモデリングを担当したモデラーはパパと呼びます。