同人用語の基礎知識

キルカウント

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キル数で跳ね上がるカウンター… 「キルカウント」

 「キルカウント」(KILL COUNT) とは、ゲーム などにおいて、キル (敵を倒す) を数えるためのカウンターのことです。 また1本の映画や アニメ といった映像作品中で、人が殺されるごとにその数をカウントしていく動画 (MAD切り抜き) を指すこともあります。 もっぱら後者の使われ方が多く、同様の趣旨で行う企画全般 (動画ではない雑誌や 同人誌ネタ) を指すこともあります。

 ありがちなのは映画の画面の一部にデジタルカウンターのような数字が表示され、人が死ぬごとにピーンといった効果音とともにその数字が上がっていきます。 通常は1、2、3…と言った感じで上がりますが、機関銃を乱射とか爆発などで一気に何人もの登場人物が死ぬとピピピピピーンといった感じでカウンターの数値も跳ね上がってカウントアップのちょっとしたアクセントになることもあります。 映画本編を見た人なら、「そろそろあのシーンだ」 と期待が脹らむこととなります。

 派生するものに、人命ではなく損害額でカウントするタイプのものもあります。 例えば高級車が破壊されたとか戦闘機が撃墜されたなどで、その被害額を金額のカウントで示すものです。 これも高層ビルの爆破や軍艦が撃沈されたなどで被害額が跳ね上がると盛り上がるポイントになるでしょう。

盛り上がる作品ジャンルと、そうでない作品ジャンル

 キルカウントされやすい作品は、戦闘シーンが売りで派手に人が死にまくるアクション作品とか ヒーローもの、残酷・惨殺シーンが売りのホラー系の作品でしょう。 国内においては、侍が刀でバッタバッタと悪人を斬り捨てる時代劇が代表です。 事故などを扱うパニック映画なども人気のある ジャンル と云えます。 ジャンルごと、有名なヒーローごとにより多くの人が殺された作品や キャラ をランキング形式で取りまとめることもあります。 歴代ホラー作品キルカウントランキングみたいな感じですね。

 一方でド派手な戦闘で人が死にまくる戦争ものの場合、都市への 爆撃 とか大型軍艦の撃沈などでは、正確な被害者数が画面から求め辛いので大雑把な数値になりがちで見る者との 解釈 が一致しないケースも生じます。 やりすぎると白けてしまい、やや盛り上がりに欠ける部分はあります。 同様にパニック映画でも都市や国がまるごと滅ぶ レベル の大震災や、地球滅亡みたいな極端なものは避けられがちかも知れません。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2015年8月9日)
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