何となく艶めかしくてエロい感じもする 「ナマ」
「生」(ナマ) とは、生きていること、生命があること、あるいは加工などがされずそのままの形であること、イキイキとした新鮮なさま、本物を指す言葉です。 普通 の日本語でありそれ以上でもそれ以下でもありませんが、同人 や おたく の世界では、何らかの事象に生の ニュアンス を含めるためにつけ足される言葉でもあります。
代表的なのは、実際に生きている生身の人間を対象とした ファンアート・二次創作 である ナマモノ でしょう。 歌手やお笑い芸人、役者やタレントといった芸能人やスポーツ選手などを扱った同人となります。
エロ の文脈でもよく使われます。 そのままの姿、本物といった意味で、ストッキングなどを履いていない素肌のままの足を生足と呼んだり、脱ぎたての下着を生下着と呼んだり、ゴム (コンドーム) なしでの挿入を生とか生挿入、生本番などと呼んだりもします。 また撮影したフィルム (ネガフィルム) から焼き増しした写真を生写真と呼んだり、加工前の音声や動画データを生音声とか生動画と呼んだり、リアルタイム・ライブの配信を生配信と呼んだりもします。
どのような意味になるかは文脈次第ですが、生には加工や混じりっけのない純粋さや新しく新鮮なイメージがありますから、とりわけ食べ物関係では名称に生をつけた商品があふれるような状況にもなっています。 一方で、手の込んだ職人芸とか熟練といったイメージからは遠く、新しいだけ、青臭く未熟だといった ネガティブ な使われ方もします。