同人用語の基礎知識

ライブ

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様々な意味で使われる 「ライブ」

 「ライブ」(Live) とは、英語を由来とした (なま) や生中継、生配信、あるいは生演奏などを指して広く使われる言葉です。 日本語では文脈によって様々な意味になりますが、おたく腐女子、あるいは広く エンタメ の世界では、もっぱら音楽やトークショーなどの芸能活動における生演奏やライブパフォーマンスを指すことが多いでしょう。

 これはスタジオ録音や録画、その上映などと観客の前で 演者 が生のパフォーマンスすることとを区別するために使われます。 似た言葉にコンサートやリサイタル、演奏会などがあります。 一般的にコンサートは複数のアーティストによるパフォーマンスも含むより広い呼び方 (演奏会や音楽会)、リサイタルは一人のアーティストに焦点を絞ったもの (独唱会や独奏会)、ライブはコンサートと同義でライブコンサートの略だと理解されることもあります。 とはいえ単独のものをワンマンライブやソロコンサート、ソロリサイタルと呼ぶこともありますし、ジョイントリサイタルのように複数のアーティストによるリサイタルの呼び方もあります。 あまり厳密な使い分けが現状はされていないことの方が多いでしょう。 なお一度きりのライブとしてギグといった呼び方もあります。

 一般にライブなどは ホール といった イベント会場 で開催されますが、小規模で飲食店として経営しているものはライブハウス、場所の全てを指して俗に と呼びます。 駅前の広場や路上で行うものは路上ライブ、野外会場でのものは野外ライブ、ネット配信 するものはライブ配信などと呼びます。 また実際にライブをしている場所以外の場所で視聴するものはライブビューイング (ライビュ/ LV) と呼びます。

 ライブの様子を録音録画した CDDVD などはライブ盤などと呼ばれ、スタジオで収録したものとは明確に区別されます。 万全の体勢でやり直し (リテイク) もできるスタジオ収録に比べると歌唱や演奏、音響などが劣ることもありますが、観客を前にしたライブならではの迫力や緊張感、臨場感を持つものも多く、現場 に訪れた ファン もそうでないファンも、ぜひ押さえたいマスト アイテム だと云えます。 なおライブの現場やライブ盤のみで得られるような迫力はライブ感と呼んだりします。

ネットの普及でライブの使われ方もより増えることに

 ニコニコ動画のニコニコ生放送 (ニコ生) や YouTube Live、Twitch、Instagram Live など、動画サイト において リアルタイム で配信することも現在は広くライブやライブ配信と呼ぶようになっています。 とはいえ2010年代以降はこうした配信が珍しいものでもなくなったため、単に配信とだけ呼ぶことの方が多いでしょう。 またニコ生での言葉として生放送枠を取ることから と呼ぶこともあります。 この場合の対義語は事前収録や 編集 などを行って アップロード 公開される 動画 となります。

 いずれにせよ、「生で行われる」 ことによる即時性・臨場感・双方向性を軸に、音楽公演から放送・配信、商品ジャンルや形容表現まで多様に使われるのがライブという言葉となります。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2005年10月8日/ 項目を分離しました)
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