自分のパソコンや携帯端末からネット上にデータを送信… 「アップロード」
「アップロード」(Upload) とは、自分のパソコンや モバイル 端末 (携帯やスマホ) などローカルな 環境 (オフライン) に保存しているデータファイルなどを、ネット (パソコン通信 や インターネット などの外部ネットワーク・オンライン) を通じて外部のコンピュータにコピー・保存することです。 「アップする」「上げる」 の他、略して 「UP」、誤変換当て字 で 「うp」 と呼ぶこともあります。
なお メール を送信することもアップロードの一種ですが、通常は送信などと呼び、あまり 「アップする」「アップロードする」 とは呼ばないでしょう。 また 掲示板 や SNS などへの 書き込み も、レス や ツイート、リプ などと呼び、あまりアップロードとは呼びません。
しかし自分の ホームページ や ブログ などに記事を書くことはアップと呼びますし、掲示板や SNS、動画サイト でも 画像 や動画などのデータファイルを貼り付けたり掲載したり、あるいはその URL を貼ることはアップとか上げるとか呼びます。 このあたりの使い方の違いは明確な基準もなく面白いですが、原則アップロードで、その後それぞれの行為や用途に応じた言葉が生まれ、広く使われるようになると入れ替わるパターンが多いのでしょう。
アップロードするには、「場所」 が必要
ネットを利用しているとアップロードと反対の ダウンロード は必須とも云える工程ですし、それぞれはデータの送信方向が違うだけで似た者同士と云えますが、実際の行為や手順、方法などはかなり違います。
一般的にアップロードをするには、相手側のコンピュータがデータファイルを受け取ってくれる必要があります。 ダウンロードでは自分のパソコンなどにデータを受け入れるかどうか、利用者本人がそれを決めますが、アップロードの場合はアップロードする許可や資格が必要なのですね。
もちろん自分のサイトやブログ、SNS などのように、自分で管理する アカウント でそれが可能なら問題はありませんし、サーバと直接ファイルのやり取りができるなら、ftp といった特殊なプロトコルを使った通信で、高速大量のアップロードを実施することもできます。 しかし、他人の掲示板やサイトにデータをアップするには、そこが外部からの送信を誰でも受け入れる 設定 がされているか、自分が許可されている必要があります。
アップロード専用のネットサービスなども
メールのファイル添付以外の方法でネットを通じて人とファイルのやり取りをするためには、どこかネットにつながったコンピュータ (外部接続可能なサーバ領域、ストレージ) にファイルをアップロードしなくてはなりません。 そこで誰でも、あるいは簡単な利用者登録でアップロードができるサービスも存在します。
代表的なのは アップローダー (うpろだ) で、利用者は特殊なソフト (アプリ) を使わなくても、ウェブブラウザ (Internet Explorer や Firefox、chrome) を使って、そのままデータファイルをアップロードできます。 アップロードした後は、そのファイルを開くための URL を取得して、ファイルを渡したい相手に教えたり、掲示板などに貼り付けるだけでOKです。