ネット上からデータを取得… 「ダウンロード」
「ダウンロード」(Download) とは、ネット (パソコン通信 や インターネット などの外部ネットワーク) を通じて (オンライン)、外部に保存されているデータファイルなどを自分のパソコン・モバイル 端末などローカルな 環境 (オフライン) にコピー・保存することです。 「落とす」 とか、略して 「DL」 とも呼びます。
ダウンロードには大きく分けて2種類があります。 利用者が意識的に行うダウンロードと、パソコンなどの機器が自動的・無意識に行うダウンロードです。 1つめはデータライブラリなどの保管庫から手動で行うもので、これはダウンロードしたとの実感もあり、とてもわかりやすいものです。 一方で ホームページ などはパソコンのブラウザ上に表示された時点でそこに書かれた文章や掲示された 画像 や動画はいったんパソコン中にデータがダウンロードされ、キャッシュ (一時的な記録エリア、ストレージ) などに保存された状態となっており、こちらが2つ目となります (ストリーミングなど、キャッシュに保存されないケースもあります)。
ダウンロードの仕方も様々で、サイトのダウンロードボタンをクリックするなどしてダウンロードしたり、サイトからダウンロードを促されて承認を行うだけのもの、画像の上にマウスポインタを置いて右クリックし 「名前を付けて保存」 で保存するなどが代表的です。 また 「データをコピー・保存する」 という意味では、画面のスクショを取る、文章の一部を コピペ するなども、ダウンロードの一種と云えるかもしれません (表示されている時点でダウンロードはされていますが)。 サーバにアクセス権限を持ってアクセスできる場合は、ftp といった特殊なプロトコルを使った通信で、高速大量のダウンロードを行うこともできます。
対義語は 「アップロード」(UP、もしくは 誤変換当て字 で うp) です。
アップロードに関する言葉は様々
ネットと情報機器を使った作業にダウンロードはほぼ必須の工程や作業であり、当然ながら様々な関連用語・派生用語があります。 例えばダウンロードを主な目的とするサイトを 「ダウンロードサイト」、ダウンロード形式でデータを販売することを 「ダウンロード販売」 と呼ぶなどですが、一種独特な言い回しとして、DOM という言葉もあります。
これは自分でソフトウェアやデータの作成をしてアップロードせず、またネット上の 掲示板 などへの 書き込み にも参加しないで、他人の作ったソフトやデータをひたすらダウンロードするだけの人を否定的に指して使う言葉です。 言葉としては、「Download Only Member」 の略語で、「DOM」 となり、「DLするだけのメンバー」 と云う意味で使われます。