同人用語の基礎知識

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音がこもってモゴゴモしてる… 「水中」

 「水中」 とは、主に ネット で声出しの 動画 を制作・公開したり 配信 をする際に、人の声がこもりがちになってしまうことです。 まるで水中で聴く音のようにモゴモゴと聞き取りにくい声だとの意味になります。

 とくに ゲーム実況 や雑談・トークのようなおしゃべり中心の 生配信 では、配信者 の声がこもりがちです。 リアルタイム の配信なので、本人が確認しづらいからですね。 原因はきちんとしたマイクを使っていないせいもありますし、自宅で配信をしていて大声が出せないとかしゃべり方に問題があるとか、あるいは OBS といったライブ配信アプリで音声フィルタの 設定 が適切でない場合 (コンプレッサー (音量の最小・最大の自動調整) とかノイズ除去といったフィルタを使いすぎたり間違って使ったり) も多いでしょう。 インターネット の初期の頃は通信に関する 環境 が悪く、しばしば音声を過剰に圧縮していたため音質が劣化していたこともあります。

 ネットラジオ (ネトラジ/ 音声のストリーミング配信) しかない時代はともかく、Youtube やニコニコ動画といった 動画共有サイト が登場し、通信環境が大幅に改善すると、いかにも水中といった聞き取りにくい音声は減る傾向にあります。 とはいえ配信を始めたばかりの人はマイクなどにも無頓着だし、実家で配信となると夜に大きな声も出せません。 OBS などの使い方にも慣れないと、水中音声を完全になくすのは難しいでしょう。

 またボイチェン (ボイスチェンジャー) を使った バ美肉 の場合も、調整によって水中になったり、音割れや音切れ、ノイズが生じることもあります。 無理な変調をしすぎてガビガビ声やキンキン声、ケロケロ声 になることもあります。 リスナー に変調後の自分の声がどう聴こえているかはきちんと確認するようにしたいものです。 なおスピーカーからボイチェンや OBS 経由の音声を出力するとマイクがそれを拾ってハウリングやループ音声になるので、ヘッドフォンなどを使って確認するようにしましょう。

 音声の聞き取りにくさはリスナーが離脱する理由としてかなり大きなものです。 多少画質が悪くても人は我慢できますが、聴こえづらい音声やキンキン音は短時間でも耐えるのは結構辛いです。 配信中に気付いても、焦ってしまって操作ミスをする可能性もあります。 最悪、バ美肉なのに誤って地声が流れてしまうこともあります。 配信開始前に十分な確認をしたいものです。

ネットを使った音声配信や通話が当たり前になり、改善されるように

 ネット配信が流行し、とくに2020年の新型コロナ感染症拡大による自宅での テレワーク が広がると、会議や打合せなどもネットを通じた オンラインリモート で行うケースも増え、安価で高性能なマイクなどが発売されるようになってきています。 ひと昔前までは数万円していたような本格的なマイクが、数千円で購入できるようにもなっています。 大声を出すのは難しくても、普通 の会話の大きさでもある程度メリハリのある声に聞こえるようなハード・ソフトのツールも登場しています。

 第三者に向けて配信する人は少なくとも、ゲームなどを音声チャットを使って遊ぶ プレイヤー も増えていますし、ちょっとおこづかいをはたいて評判の良いマイクやヘッドセットを購入してみても有意義でしょう。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2018年6月9日)
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