「人間の耳」+「獣耳」 で、「四つ耳」
典型的な四つ耳の表現 (同人する子) |
「四つ耳」 とは、人間の耳と動物の耳 (獣耳) の両方が、それぞれついている状態の キャラクター のことです。
もっぱら人間の頭部にそうした動物の耳 (もしくは耳型の カチューシャ などの アクセサリー、耳状の帽子やかぶりもの) がついていたり載せられている場合を指し、動物を使った広義の 擬人化、もしくは反対に人間の擬獣化の特徴のひとつとされる場合もあります。
多くの場合は猫やうさぎ、犬などの、身近で可愛らしい動物の耳が対象となり、同人 や おたく の世界でもっとも頻繁に見かけ一大勢力ともなっているのは、ネコの ネコミミ や バニー のウサミミでしょう。 また しっぽや肉球の手袋、キバ などを合わせて持っている場合もあります。
「動物・ケモノ」 か 「ただの人間」 か…分かりやすいポイントの一つ
ところで、似ているようでたいへん大きく違う ジャンル・カテゴリ に、よりコアで動物側に強く 萌え属性 を振った ケモノ や 獣人 (半人半獣)、及びそれらを含む 人外 という 概念 があります。
いわゆる単なるネコミミやウサミミは、顔が人間そのものだったりしてあまりにケモノ成分が少なすぎ、これらの範疇には入らないとする意見がケモノ好きな人 (ケモナー) の間では一般的です。 動物と人間が融合・一体化・偏移したわけでなく、人間が動物の耳をつけて コスプレ をしているだけだとも云えるわけですし。
この 「四つ耳」 は、ジャンルに詳しくない人にある程度分かりやすく明瞭に 「違い」 を説明できる、区別できるようにできる存在だと云えるでしょう。 あくまで人間が仮に動物やケモノの耳をつけているだけであり、「動物やケモノではない、だって人間の耳があるじゃん」 というわけですね。