ネコミミ (猫耳) + メイド服で、「ネコミミメイド」
「ネコミミメイド」(猫耳メイド) とは、そのまんまですが、ネコミミ を 装備 した メイドさん、もしくはネコミミと メイド服 とが組み合わされた状態を指す言葉です。
ネコミミ+メイド服で、ネコミミメイド |
いわゆる 萌え要素 のひとつとされますが、2次元 の世界だけでなく、3次元 の コスプレ の世界でも、男女ともに比較的人気を得ている ジャンル となっています。
また形態や形状も、いわゆる 獣耳 としてのネコミミのほか、ネコミミ状態の アクセサリー や髪型 (ネコミミの カチューシャ やネコミミがついた帽子、猫のかぶりもの、ネコミミっぽいヘアスタイル) とメイド服とのセット状態全般を、広く指す場合もあります。
なおこの他、肉球 (もしくは肉球手袋) や尻尾、鈴がついたチョーカー (首輪状のアクセサリー) が、一緒につく場合もあります。
ネコミミメイド、その人気はパソコン通信時代から
こうした萌え要素の組み合わせによる、新しい複合的 萌え属性 には色々なものがあります。 とても有名なものに、ネコミミより先に人気が爆発し、移行も人気を二分していた獣耳の代表格、ウサミミ (うさぎの耳、もしくは バニー のアクセサリー) と、セーラー服 を組み合わせた セラバニ があります。
セーラー服や、それに準じる学校指定服 (ブルマー や スクール水着 など) は、昔から 萌える として人気がありましたが、1990年代に前後して、メイドの人気が主に おたく の 界隈 で高まり、ある意味セラバニと対をなし、その後独立したジャンルとして定着するほどの人気を得たのが、このネコミミメイドでした。
当初は 同人 の世界、とりわけ パソコン通信 などの ネット の世界で、ネコミミと様々なコスチュームとを組み合わせる イラスト が人気となっていましたが (とくに、猫好きが集まっていた 草の根BBS、CATCG・NET など)、その後、こうした属性を持つ キャラ などが 商業 作品などにも登場。
とりわけ、1997年7月に登場し、人気イラストレーターのこげどんぼさんを起用した 「デ・ジ・キャラット」(でじこ/ キャラクターグッズ企画・制作・販売の 「ブロッコリー」 の企業マスコット) の人気は凄まじく、空前の 「でじこブーム」 を作り出すとともに、ネコミミメイドの大ブームを引き起こしました。
2000年代以降は、メイドもネコミミもブームではなく完全に定着したジャンルして 認知 され、他のコスチューム要素をメインとする作品に、ゲストコスチュームとして登場したり、メイド全体におけるネコミミメイドの比率が高まるなど、すっかり 定番 となっています。