恥ずかしい姿を見られることで強い快感が 「露出願望」
下着を偶然見られるなどから徐々にエスカレート (三瀬多賀り子) |
「露出」(ろしゅつ) とは、何かを露わにすること、あるいは日常よく目にする使い方としては、写真撮影などの際にレンズを通してカメラに取り込まれる光の量 (EV) を指します。
一方で、エロ な文脈では、下着姿や裸体、性器を外部や第三者に露出すること、さらに性行為などを露出することを指します。 行為は 「露出プレイ」 と呼び、そうした行為を好む性的嗜好を 「露出願望」 とか 「露出癖」「露出狂」 と呼びます。
作品はそのまま露出ものと呼ぶこともあれば、露出する キャラ が女の子なら露出少女や全裸少女、行動から全裸徘徊やストリーキング (本来は性的要素のない全裸疾走のこと) と呼ぶこともあります。
露出するキャラの 萌え属性 としては、SM におけるM (マゾ) のケースがほとんどですが、シチュエーション は様々なバリエーションがあります。 例えば偶然に下着や裸を見られて感じてしまうといったソフト・不可抗力なものから、見られると興奮することに自覚的で自ら見られるよう行動 (自主露出) したり、人が来るかもしれない場所で見られてしまうかもとのギリギリのスリルを求めたり。
キャラの性格は単に注目を集めることに高揚感を覚えたり、性的なことに興味津々なちょっとエッチでおませな女の子の場合もあれば、痴漢 願望やレイプ願望などが複合したり、単なる 変態 や変質者、痴女・淫乱のハードな展開になる場合もあります。 さらには人間以外のキャラ (人外) で用いられることもあります (後述します)。
キャラの好みなどは人それぞれですが、引っ込み思案で臆病・自己肯定感が低かったり、ボーイッシュだったり童顔だったり 貧乳 だったりで、日ごろは周囲から女性扱いされずに悔しい思いをしているような女の子との相性がすこぶる良さそうです。 「こんな自分を女性扱いして裸を見てくれる」「性的対象として見てくれて、興奮までしてくれる」 という訳です。 とくに相手が自分と同じくらいの年齢か、やや上あたりまで、あるいは男性性をあまり感じない小さな子供や高齢者 (小2後期男) 以外の年齢や身近な相手だと、より羞恥や屈辱感も増して刺激が高くもなったりします。
なお往年の名作 「ハレンチ学園」 のように、ほとんど異世界的なほどの極端な 設定 に基づいて、下着姿や裸体が当たり前となっているような if の 世界線 の話も、露出を伴うことからこの ジャンル の一部とされることもあります。 とはいえやはり極端すぎる設定でもあるので、同じシチュエーションものでも別物と考えるのが妥当でしょう。 本人の意思で露出するわけではなく、裸体表現が単なる途中経過となる催眠ものや 媚薬 も同様です。 ただし強制的な露出でその部分が 開発 されてしまったり、催眠や媚薬が効いていないのに露出したいがために 「効いているフリ」 をする場合は、この限りではありません。
コンプレックスの強いエッチな女の子の動かしやすさは異常
コンプレックスのある女の子がついエッチなことを考えたり オナニー にふけってしまう自分に罪悪感や恥ずかしさを覚えている場合は、キャラがすこぶる動かしやすいものです。 エロマンガにおける 鉄板 の流れであり、ありきたりな物語にはなりつつも、ハズレることはないと云えるかもしれません。 作品を受け取る側も 感情移入 しやすいでしょう。 この構造の物語は単に男女を入れ替えただけの物語に落とし込みやすいからです。
逆に自分の女性性に自信があり、童貞 だったり女性に対してアクションを起こせない男性に、自分の裸体という 「ご褒美」 を与えて優越感を覚えたり支配欲を満たすタイプもあります。 こちらはMの資質を持ちつつ、痴女や女王様といったS (サド) 傾向にも寄った表現となるでしょう。
「知らない男の子に大事なところ見られちゃう…」 羞恥と葛藤
マンガ の場合、20ページ程度の読み切りでセックスやそれに近い性行為を作中で描くなら、前半を担うであろう露出パート部分の分量が少なすぎて、単なる性行為のきっかけや添え物程度の描写に留まるケースが多いでしょう。 ロリ な作品ならば、裸に無邪気な天然露出という方法もありますが。
一方で、露出願望や露出癖にこだわりのある 作家 によるある程度の規模の作品の場合は、露出する 主人公 が露出に目覚めるきっかけや露出の快感に自覚的だという十分な説明ができます。 露出行為に対する羞恥・背徳感、それと同時にやってくる刺激的な快感や解放感とのギリギリの心理的葛藤を丁寧に描けるでしょう。
「恥ずかしいけど見て欲しい」「でも見られたら警察に変質者として通報されて社会的に破滅する」「そのままエッチされちゃうかも」「でも見られるの気持ちいい」「見た人の記憶に自分の恥部を刻んだことへのちょっと歪んだ喜びや達成感」「写真撮影などで自分の一番恥ずかしい秘密・部分を他人に握られた恐怖」「人生終了」「後悔」「もう逃げられない破滅へのスリル」 などなど、訴求ポイントはたくさんあります。 この部分を丁寧に描かないと、本来隠すべき恥部を無為にさらけ出すだけの存在となり、ドジっ子 を通り過ぎて単なる変質者、アホの子、頭の弱い子になってしまうので、そうしたキャラにしたくないのなら注意が必要です。
一概には云えませんが、魅力的なシチュエーションの設定と露出キャラ視点での心理的葛藤部分がこのジャンルの核心部分なので、その部分がしっかりしていると、同じ性的傾向を持つ 読者 がより強く感情移入できる作品となります。 描き手としては、露出願望キャラや変態キャラはとにかく動かしやすいので、様々なエロバリエーションが実現でき、腕の振るいがいのあるジャンルだと云えます。 場合によっては必ずしもフェラチオや結合・挿入といった直接的なセックスシーンなどを必要としない作品創りも可能でしょう。
露出願望キャラにいかに感情移入してもらうかが作者の腕の見せ所
露出行為は見るからにアンモラルで 変態的 行為です。 しかし他者の露出を見ても、その傾向や 性癖 嗜好がない人からは単なる裸なだけで、キャラに強い感情移入や共感、性的な刺激・興奮を覚えたり 共有 ができにくいものです。 全裸 や局部を露出した女性一人を着衣した男性が取り囲むといった構図 (CMNF) はとてもインパクトがありますし、一方の露出から 「見せあいっこ」 に発展し、女性と男性が明所でお互いの秘部を見せあう姿も感情を動かされます。 しかし露出することによる興奮や刺激は、行っている本人にとってはほぼ全て精神的な快感や充足感によるものなので、その 趣味 への共感や理解がなければ感情の追体験がしにくいのですね。
また性に興味津々だけれど実際の行為へ踏み出す勇気がないみたいなキャラの場合、露出はしたいけれど挿入はされたくないというギリギリの部分の駆け引きやせめぎ合いも盛り上がるポイントなので、あまり性行為に重点を置くと 「挿れちゃったらそれで終わり」「単なる淫乱と モブ の話」 になって先がないという問題もあります。 挿入や射精が 編集 のカラーによってある程度求められる 商業 ならともかく、趣味の作品ならば露出キャラによる読者サービスとしての性交シーンは 妄想 や白昼夢あたりでお茶を濁し続け、露出願望のあれこれを突き詰めるのも一つの手でしょう。
ただし非接触系の性行為や挿入未満の軽い接触系は、露出行為を盛り上げる演出としてかなり有効なものです。 例えば露出キャラに対する 「こんなところで裸になるとかエッチな女の子なんだね」「もしかして痴女なの?」 といった 言葉による責め とか、カメラによる裸体や アヘ顔ダブピ姿 の撮影 (作中撮影)、街中とか電車内といった野外や大勢の人間がいる場所での 晒し、前述した秘部の見せあいなどは お約束 とも呼べる重要な演出の代表でしょう。
また露出キャラを見ているキャラがオナニーをする (見抜き)、お互いに見抜きをする、挿入や肉体的接触はないけれど ぶっかけ といった 精液 のみを体や持ち物に振りかける行為なども、挿入やセックスに代わるものとしてマニアに喜ばれる趣向でしょう。 場合によっては素股 (局部同士を擦り合う) や先っぽだけ (処女膜が破瓜せず血も出ない) でもギリギリ救済が図れるとする人もいます。
シチュエーションあれこれ
露出の舞台となるのは心理的葛藤が最高に盛り上がる場所、すなわち 「露出していることがバレたら身の破滅を招く、社会的に死ぬ」 ようなものが選ばれやすいでしょう。 例えば友人知人が大勢いる学校の放課後の教室とか廊下、誰がどこから見ているか分からない街中や公園、逃げ場のない公共交通機関の車内などです。 露出キャラはそうした場で、最終的には変態まるだしになるとは云え、はじめは 「エッチな子だとバレないようにいかに自然に恥部を露出するか、裸になるか」 に知恵を巡らせることになります。
場所が学校ならば男子生徒が覗き見したり 盗撮 しているのが分かっている更衣室でわざわざ着替えるとか、修学旅行や部活の 合宿 のお風呂などは最高のシチュエーションでしょう。 街中なら極端に短い ミニスカート を履いて中が見えやすい急な階段を上り下りするとか、階段に座り込んだりします。 またノーブラで 濡れ透け した胸を見せつつ本人はそれに気づいていないふりをしたり、プールなどのシャワールームの男性用女性用を間違えて利用したフリをしたり、電車で居眠りしたフリをして足を広げて対面座席の乗客にパンツや恥部を見せるなど、「○○したフリ」 は露出における最重要なポイントのひとつです。
年齢が低かったり見た目が幼く見えるキャラの場合、「裸を見られることに恥じらいがない無邪気・無防備な子供」 を演じることもあります。 この場合、暑いとか汗をかいたといって服を脱ぐ、飲み物をこぼして服が濡れたので脱ぐ、同人イベント や 秋葉原 の歩行者天国で際どいコスチュームを身に着けた場に不慣れな コスプレイヤー を演じて邪悪・害悪 な カメコ の言いなりになる、さらには温泉や銭湯の混浴とか、男親や兄・弟と同伴と見せかけて男湯に入るなどは、合法?なのでかなりおおっぴらに異性の前で裸になることができます。 仮に見られて騒がれたところで、中年男性の露出と違い、加害者ではなく被害者としてのポジションも得られるでしょう。
不可抗力のハプニングを装うものでは、プールや海で 水着 が流されたりそれに気が付かないフリをする、雨や汗による服の濡れ透け、わざと転ぶ、通学カバンなどを肩掛けした際にスカートの後ろがめくれ上がったフリをするとか、第三者を巻き込んで冗談で出されたエッチな 罰ゲーム のある賭けを受ける、エッチな いじめ を受ける立場になるといった発展型もあります。
これらのシチュエーションは露出癖に興味のない人でも、自分の恥ずかしいところを見せようとする女の子の七転八倒・右往左往を面白おかしく裸と一緒に見ることができるため、支持されるものでしょう。 ほとんどのシチュエーションが男性にとってのラッキースケベ的なハプニングのため、露出癖によってこれらラッキースケベの数々を無理なく折り込める便利さも持ち合わせています。 かわいくてドジで チョロ くて、しかもちょっとエッチな女の子のラッキースケベ描写は、誰だって好きなのです。
偶然の露出や、それによる露出快感の芽生えを描くパターン
露出願望ものでもっともソフトなものは、風が吹いた、転んだなどのアクシデントによって パンツ などの下着を通りすがりの異性 (主人公 が女性なら男性) に見られることで強烈な羞恥とそれに伴う興奮や快感に目覚めてしまうパターンでしょう。 たまたまノーブラで外に出たら雨が降り、濡れた服から 透け て胸が見えるなども 王道 です。
多くの場合、その快感をもう一度味わおうとその後同じようなアクシデントが生じるように意図的に行動するような流れとなります。 性やエッチに対する 好奇心 は膨らみ、そのうち徐々に行為もエスカレート。 「いかに不自然にならないように露出するか」 に考えを巡らすことになります。
この場合、あっさり性行為をしてしまっては、肉体的で即物的な興奮と引き換えに 「処女 の性的好奇心の高まり」「エッチされるかもしれないギリギリの攻防」 を放棄することと同義なので、最後の最後まで取っておく方が良いかもしれません。 良質な露出願望ものの基本的な構造は、主人公と ヒロイン がつかず離れずのラブコメと同じです。 そもそも街中で不特定多数に対する露出などを経ると、必然的に性行為も不特定多数を相手にすることとなり、もう 肉便器 や 性奴隷、淫乱オチ まっしぐらで、それはそれで好きな人も多い一方、純粋な露出ジャンル作品としての先はなくなってしまうでしょう。
パートナーや理解者の有無
露出キャラが単独で活動し、その他のキャラは全てモブという扱いもあれば、作品によっては露出キャラにパートナーや理解者といった重要な サブキャラ がいる場合もあります。 その場合、露出キャラがマゾ属性なので、サド属性のキャラが露出を命じたり露出に快感を覚えるように 開発・調教 する役割を演じる場合が比較的多いでしょう。 こうしたケースでは露出プレイというより 「羞恥プレイ」 と呼ぶことの方が多いかもしれません。
一方、露出キャラと立場的に同等か、むしろやや下位に位置するような良き理解者の場合もあります。 露出キャラの友人や性行為未満の恋人、露出キャラに片思い中の 非モテ な人物などが多く、性別は問いませんが、百合・レズ など同性愛ものでなければ異性が多いかもしれません。
こうしたサブキャラは最初から友人やクラスメイトとして登場することもあれば、露出キャラの露出を見てその後ある種の共犯関係となり、相互に信頼やほのかな恋心を育みつつ露出キャラが安全に露出できるようにあれこれ知恵や策を凝らしてサポートしてくれたりします。 最後の最後に NTR (寝取られ) やパートナー込みの乱交が入ることもありますが、露出に伴う心理描写が深いとつい 感情移入 してしまい、未完通のまま終えるかパートナーと幸せに結ばれる方が後味が良いと云う純真一途な心を持つ ピュア民 も少なくないでしょう。
というか露出時点で属性は十分なので、とりあえず NTR してみましたみたいなのは興ざめすることもあります (個人の お気持ち です)。
実行して捕まると変質者として人生終了レベルの性犯罪
ここで改めて書く必要もありませんが、現実世界で露出をしたら犯罪、それも性犯罪者として 普通に 逮捕、実名報道です。 俗な話では、男性の露出魔は犯罪だけれどどこかコミカルで笑える程度のもの、女性の露出魔は若くてそれなりの容姿であれば、男性ならむしろ出会えてラッキーみたいなとても軽い印象を持つ人もいます。
しかし現実問題として相手が男性だろうが女性だろうが、こちらが男性だろうが女性だろうが、全裸や恥部を露出する人間が目の前に現れるのは、恐怖以外のなにものでもありません。 常識的に考えて相手が普通ではなく、何をするか分からないからです。 とくに児童や若い女性などが男性の下半身露出を見せられた場合、より強い恐怖や不快を受けて心身に深刻な ダメージ を受けることもあるでしょう。
また街中に出没する露出魔も迷惑や恐怖ですが、SNS などで女性と思われる アカウント に性器の写真を DM で送り付けたり、ターゲットを絞った個人出稿広告で相手の TL (タイムライン) に表示させる (チン凸) などの迷惑行為というか性犯罪も事件化したものだけでもたくさんあります。 街中で全裸になりたいみたいな露出願望を持つ人はさすがに少ないと思いますが、女の子に自分の性器を見て欲しい、オナニーしているところを見て欲しいという男性は結構います。 合意のあるパートナー相手とか、お金を払ってしかるべきお店でサービスを受けるならともかく、見ず知らずの第三者にそれを押し付けるのは最悪です。 楽しむのは頭の中と創作物の世界だけにしましょう。
なお逆に、うら若い女性が ネット の 掲示板 などで自撮りの露出写真を アップロード したり、SNS に 裏アカ を作ってそこで露出することもあります。 掲示板や スレッド の 住民 や フォロワー と リアルタイム で レス のやり取りをしつつ露出具合やポーズ、コスチュームなどのリクエストに応える場合もあります。 さすがに 顔バレ はしないように隠すことが多いのですが、それが却って好奇心をそそることもあります。 この場合はとくに 女神 と呼ぶことがあります。 スレッドに現れることは女神 降臨 です。 こちらはおおむね、一部からは面白がられて表面的には歓迎されるようなケースも少なくはないでしょう。
とはいえ掲示板の傾向によっては女神降臨は何かと 荒れがち な傾向があります。 男性ばかりで盛り上がっている場に唐突に女性とか性的なあれこれが持ち込まれることに不快感を覚えたり、アンチ が集まって攻撃を始めるなど、温度差はかなりあります。 紅一点を巡って場が荒れたり人間関係がギスギスする、いわゆる サークラ などと同じで、最初はいくらかちやほやされても、しばらくすると排除されるケースが多い印象です。 SNS の露出用裏アカも、露出が目的というより、その他の目的 (援交 やパパ活の相手探し、出会い系への詐欺的な誘導、おじ活 (詐欺) のエサなど) のものが多く、あまり信用できる感じはしません。
ちなみに 筆者 は露出願望がある方なのですが、小学生の頃にクレヨンしんちゃんよろしくぞうさんごっこをしたり裸で駆け回るなどして先生に激怒された以外は、頭の中と創作でそれを楽しんでいます。 その後尿管結石を患い、近所の病院で先生や4名の看護士さん全て女性という状況で手術することとなり、さすがにこのシチュエーションを精神的に悪用しようとは思いませんでしたが、万が一体が勝手に反応したらどうしようかとの不安はありました。 しかし激痛と尿管に内視鏡を挿入するという手術内容に震え上がってしまってそれどころではありませんでした。 どうでもいい話ですが、人生で2度手術したものの、医療関係者の信じられない献身さは涙が出るほどです。
まあある意味自分の創作物は自分自身でもあるので、どうしても欲望の赴くまま自分の恥ずかしい部分を外に出したいなら、マンガや文章でそれを行うのが誰も 不幸 にならないもっとも良い方法でしょう。 露出願望ものの良作、お待ちしております!
人外の露出の場合は…
人間 (ヒト) 以外の生物やキャラクターを人外と呼びますが、この人外にも露出という 概念 は存在します。 そもそも最初から全裸状態の動物 (ケモ) や モンスター でも、擬人化 されたり人語を理解し人間風の服を着るなどしていれば、それを脱ぐことで表現することが可能ですが、全裸状態であっても表現されることもあり、この場合は ケモナー としての信仰心が試されるような難しい描写になったりします。
比較的わかりやすいものでは 「他の種族にはないその種族特有の習性や行動」「季節変化や成長過程における体毛の生え変わりや変態」 を恥ずかしいものだと規定し、それが出てしまったり意図的に出す場合に、露出ものと同等の性的興奮を覚えるような設定にしたりします。
さらにロボットや機械関係の場合は、敵の攻撃などにより装甲や外装が破られ、内部のメカが露出してしまうことを指す場合もあります。 この場合はとくに 「メカバレ」 と呼びます。 ギャグタッチの作品ならば、敵から 「お前の恥ずかしいメカが丸見えだぞ」 などと 煽られ、見られた方は 「いや〜ん見ないで〜見ないでくだしゃああぁあぁい (プシャアアアアアア)」 みたいに描写したりもしますが、ここでいう露出ものと完全に同じ扱いになるわけではありません。 特撮などの変身ヒーローものでは、顔を隠しているマスクが壊れて中身が見える 「マスク割れ」 を含むこともあります。
またこの場合、ヒーロー・ヒロインがピンチに陥って苦しんだり恥ずかしがったりしている姿態を見て興奮する 「リョナ」(猟奇的なオナニー) も複合するケースが多いでしょう。