いかにも昭和っぽいエロスの様式 「裸エプロン」
「裸エプロン」 とは、主に女性が 全裸 の状態でエプロンだけを身に着けた状態を指す言葉です。 全裸エプロンとも呼びます。 正面から見ると乳房や乳首、股間などはほぼ隠れますが、後ろから見ると背中やお尻がほとんど丸見えとなり、システムキッチンの前に立ち台所仕事をしているのを後ろから見ると、家庭的な部分と女性的な部分とが同居した姿となり、得も言われぬ エロティックさ を感じる男性は多いようです。 なお男性が裸エプロンをしている状態を女性が愛でる場合もあります。
裸ソックス や 裸ネクタイ などと並ぶ 裸○○ のもっとも大きな存在のひとつですが、娯楽も少ない昭和の時代、同棲中の若い貧乏カップルや若夫婦で休日はエッチくらいしかやることがない状態の時、行為と行為の合間にちょっと小腹がすいたので何か作って…みたいな形でそうした状態になったりすると、「青春の一コマ」 として後年ものすごく懐かしく思い出すこともあるようです。
現代にあっては創作物の キャラ ならともかく、一般に日常生活で自然とこうした状態になることはまずないので、主に男性が彼女や奥さんなどのパートナーである女性に 「一度でいいから見てみたいんだ」 的に頼み込んでしてもらう…といったケースが多いのでしょう。 一度は見てみたい、できれば後ろから覆いかぶさって 「ちょっ…今はダメ♥」 などとたしなめられたい男性は多いでしょう。
なおブラジャーはつけずに下半身に パンツ だけ履いてエプロンをしている状態を、とくに下着エプロンと呼ぶ場合がありますが、裸エプロンと下着エプロン、どっちがよりセクシーでエロティシズムあふれるのかについては、諸説あります。 いずれにせよ全男性の 99.2%が一度は見てみたいもののようですが、裸ランドセル の方が良いと云う人も割と後を絶ちません。 筆者的には裸ソックスがコケティッシュで好きです (って、誰も聞いてないよ〜 (;_;)。 正直、人生で割と女性関係では分不相応な経験をさせてもらっている気がしますけれど、裸エプロンは見たことがなく! このままでは死の床に臥せった際にいくつかある今生の悔いのうちの1つにはなりそうです。
キッチンに立つ≒女性が背中を向けるという形が当たり前の時代
ちなみに一昔前までは、若者向けの安アパートと云えばキッチンは部屋の片隅か独立した台所として存在して居間から見るとちょうど背中やお尻を向ける形になったり、せいぜいダイニングキッチンとしてテーブルに座って見ると同じように背中やお尻を向けるような形になりがちでした。 しかし現在はリビング内にキッチンを設置してテーブルに向かって正面を向く形の配置も増え、この状態だとエプロン側がこちらに向いていて、あまり見ていても面白さはないかも知れません。
「エプロンをしてキッチンに立つのは女性」 というイメージも含め、今となってはせいぜい昭和か平成初期あたりまでの、ちょっと古風・レトロな 趣味 なのかもしれません。 またエプロンや前掛けが広まる前は 戦前・戦後もしばらくの間、割烹着が台所仕事の際によく使われていましたから、裸エプロンが輝いたのはほんの一瞬だったといって良いでしょう。
それでも現代にあっても男子憧れのシチュエーションとして君臨するのは、家庭的部分と女性的部分の同居がどれほど多くの男性にとって魅力的で、かつ都合が良いのかがよくわかる部分でしょう。 やっぱりね、男性にとって自分のため (?) に甲斐甲斐しく家事をしてくれる女性の持つ破壊力は大きいのでしょう。
ちなみに裸割烹着にもそれなりの人気がありますが、こちらは現代にあっては家庭的なと云うより小学校などの学校給食のイメージが強く、古めかしい服の造形とのギャップを含め、もっぱら ロリ やその影響を相互に与える イモ の文脈で語られることの方が多いかもしれません。 また給仕のイメージから メイド やサービス業を中心とする職業制服全般などとも相性が良いでしょう。