「事後」 を連想させるなまめかしい 「裸ワイシャツ」
「裸ワイシャツ」 とは、主に女性が 全裸 もしくは パンツ だけといった姿で、主に男物のワイシャツを身に着けている状態を指す言葉です。 着替えの途中描写などで本人のワイシャツの場合もありますが、わざわざ裸ワイシャツと呼ぶ場合は、男物 (彼シャツ) を身に着けるケースが多いでしょう。 マンガ や アニメ といった作品でも見かけるものですが、一枚物の イラスト などでも一部で好んで描かれる美少女絵の 設定 や シチュエーション と云えるでしょう。
描写の仕方はそれこそ様々なバリエーションがありますが、一般的には前ボタンは全部外すか留めても1つ2つ程度でおおむね胸部分ははだけており、また一般に男性に比べて女性の身体は小さいので、全体的に ぶかぶか の状態になりがちでしょう。 長袖シャツの場合、袖などはいわゆる 萌え袖 (手のほとんどが隠れて指の一部が見えているだけ) の状態となります。 さらに肩が出る程度にまで半脱ぎして、袖が手の先からだらりと垂れ下がるほど着崩して手を軽く振り、「お袖ぶらぶら」(あるいはロボパー (がんばれロボコンに出てくる キャラ) 状態) にする場合もあります。
場所はベッドの上などで、寝そべったり胡坐をかいたりしつつ、ちょっといたずらっぽく微笑むなどがありがちなパターンです。 男性の服を身に着けることで、逆に女性らしさや小悪魔っぽい ニュアンス がクローズアップする人気の画題と云えるかもしれません。 また作品を見ているのが男性ならば、自分がその 「男物のシャツ」 の持ち主だとの 感情移入 ができる場合もあるでしょう。 自分が着ていたものを好きな女性がそのまま受入れ身に着けてくれるというのは、人によってはかなりの喜びがあるものです。
こうしたシチュエーションは欧米の恋愛映画などでよく見かけるもので、日本でのパターンはこれらを踏襲あるいは模倣したものだとも云えますが、はっきりとしたルーツというか 元ネタ については不明です。
ぶかぶかのワイシャツにいたずらっぽい微笑みで女性らしさもアップ
女性が男物のワイシャツを着ると云うのは、彼シャツなどと呼ぶようにそのワイシャツの持ち主である男性との特別な関係や情事を強く暗示しますし、裸でそれを身に着けているのは事後、すなわち性行為の後やその翌朝を連想します。 場合によってはその姿で朝コーヒーを入れたり飲んだりといった演出が入ることもあります。
そもそも女性が身体に合わない大きめの服を身に着けて肌が露わになる姿は可愛かったり色っぽかったりもするので、既存作品のキャラを 二次創作 で描くにせよ オリジナル で創った自分の オリキャラ にせよ、男性の存在の有無を問わず、広く 「そういう題材の 絵」 として 認知 されるくらいポピュラーなものともなっています。
なおワイシャツの持ち主が恋人やパートナーではなく、父親や兄だったり、それが暗示されるような場合もあります。 この場合は性的要素はかなり後退しつつ、娘とか 妹 としてありがちなその他の 萌え要素 が加えられる場合もあります。 もっとも誤解を受けないのは 「お兄ちゃん大好き」 といったタイトルをつけることでしょう。
なおワイシャツではなく男性物のパンツ (とりわけ ブリーフ) を着用する場合もありますが、こちらはお色気と云うよりは 変態 っぽさがクローズアップされるケースが多いでしょう。