裸+お金で、色々なシチュエーションが浮かぶ… 「裸現金」
「裸現金」 とは、裸体状態の キャラクター がお札 (日本円札) などの現金を手に持っている、あるいは身体に貼り付けたりくくりつけられているような状態のことです。 「裸マネー」 と呼ぶこともあります。 裸になるキャラの性別はとくに限定されません。
こうした シチュエーション・内容の 絵 や イラスト は、それを見ただけで 援助交際 (援交)(売春/ お金で体を売っている、対価と引き換えに性行為を許す行為/ パパ活/ P活) を強く連想させるものでしょう。
またそのキャラが笑顔なら 「あまり頭がよくなく性行為に拒否感のない淫乱・痴女 あるいは 天使」、悲しい顔や無表情なら 「無理やりされて金で黙らせられている」「何か 不幸 な過去や境遇にいる」 のも連想します。 いずれにせよそこにあるのは 「愛 のない性行為」 であり、そのお金を手渡した相手もロクでもない人物であるのも想像でき、その背徳的な部分に心動かされたり、キャラに 感情移入 して加虐・被虐の快感を覚えたりもします。
キャラの姿態やバリエーションは様々です。 ほぼ 着衣 した状態で金額交渉をしているとかお金を受け取った直後のものもあれば、性行為の真っ最中のもの、いかにも性行為の事後と思われる状態でお金だけが身体の上に乗せられているものまであります。 ただし場所はおのずと限定され、一枚絵 の場合は男性用の 公衆便所 だったり街中の人気のない横道だったりラブホテルだったりと、行きずりの性行為にマッチするような場所が選ばれることが多いでしょう。
金額は高すぎても低すぎ (安すぎ) ても…
なお金額はとくに定まっていませんが、良くも悪くもその時々の 「相場」 が何となく反映させたり、金額そのものに何らかの意味をつけることもあります。
例えば金額が大きければ、援交といった行為の是非はともかくそのキャラの価値が高いという意味をつけることもできるでしょうし、小さければ価値を低く見られて買い叩かれている、あるいははした金で性行為を許すキャラなのだといった意味も付けられるでしょう。 ただ絵として様になり意図も明瞭になるためか、一万円札 (諭吉) が2〜3枚あたりが多いかもしれません。 逆にキャラの悲惨さを際立たせるために千円札 (漱石) を使う場合もあります。
なお硬貨を使う場合もありますが、記念硬貨ならともかく通常硬貨は額面最高でも500円であり、これはいわゆる相場感から見ても低すぎて、そこから 「お金で性行為を許す」 という連想を働かせるのは難しいかもしれません。 その場合は画面内に 「1発500円」「フェラチオ1回ワンコイン」 のような看板を掲げたり、キャラの身体に同じ文言を 便所の落書き として表示するなどの工夫がされることが多いでしょう。 コマものの マンガ などでは、セリフでそれをあらわしたり、行為の後に硬貨を投げ与えるような表現を行って強調することもあります。
援交自体がかなりドン引きの行為なので、それが人気のある既存キャラの場合、見る者に不快感を与えることもあります。 しかしお下劣さが喜ばれる ジャンル もありますし、犯罪行為の中ではかなりポピュラーな表現のひとつかも知れません。