性的スラングの中でも極めつけに侮蔑的な 「肉便器」
「肉便器」 とは、肉、すなわち生身の体を便器、つまり 「下の世話」 に供することです。 具体的には エロ の世界において、主に男性の性欲処理をひたすら受け入れる女性、もしくは男性のことを指します。 単に 「便器」、あるいは 「性欲処理専用便器」「中出し専用便器」 といった表現になる場合もあります。
同様の言葉として、公衆便所 の他、肉オナホ、性奴隷、ビッチ、痴女、あるいは サセ子、ヤリマン、中古 などもありますが、「肉便器」 という言葉そのものは、本人の性行為に対する好き嫌い、同意 のあるなし、不特定多数との性行為の有無などと基本的には無関係でもあるので、そうした意味を含むそれぞれの言葉との ニュアンス は微妙に異なります。 ただし シチュエーション によっては、まったく同じ意味で使う場合もあります (とくに公衆便所、肉オナホなどは、ほぼ同じ意味の言葉といってよいでしょう)。
当然ながら 同人 の世界においては 18禁 な作品で主に使われる言葉やシチュエーションとなり、なかでも 陵辱系、汁系、鬼畜系 といった作品との相性が良いようです。 そうしたものが苦手な人は近寄らない方が良いでしょう。
性的欲望のはけ口、排泄場所として
通常の肉便器の場合、性器やそれに近い器官 (肛門など) を、主に男性側の 精液 の発射・注入・排泄場所 (中出し) として使うニュアンスとなりますが、そのものズバリな排泄物 (大小便/ スカトロ) や唾、タンの排泄場所として扱ったり (タンツボと複合)、口内発射する (飲精)、中に出さず、単に ぶっかけ る場合にも使われるケースがあります。 出す場所がどこであれ、とりあえず相手の下の処理をする道具というわけです。
その意味では 「出すもの」 が精液ではなく排泄物とした場合、あるいは体液などの物理的な注入・排泄を伴わない形での純粋な性欲処理の道具とした場合、女性から男性に対しての肉便器扱いもあり得ますが、一般的には女性 (あるいはその女性の女性器) に対する蔑称としての使い方が多いでしょう。
なお公衆便所などと同様、「私は肉便器です」「誰でもご利用になれます」「どうぞご自由に中出ししてください」 といった卑猥な文字列を身体に書いたり (便所の落書き)、下半身を くぱぁ っと 露出 しながら、そうした文字が書かれた紙や プラカード を手に持つ場合もあります。 さらに本人の口から 「おちんちんをください」 などと喋らせたり、そうした行為を強制、あるいは 調教 などを通じて本人が望んで行い、SM 的な意味合いを行為に持たせる場合もあります。