最後尾を教えてくれたりサークルをアピールしたり 「プラカード」
「プラカード」 とは、情報提供のために掲示する掲示板やパネル、看板、表札といったものをあらわす言葉です。 英語の 「Placard」 は、壁に貼り付けた ポスター なども同じように呼びますが、日本においては手で持って掲げるための棒が付いた板状のものをそう呼ぶことが多いでしょう。 略して 「プラカ」 とも呼びます。
一般にプラカードというと、何かの イベント などの開催時に誘導のための案内板を掲げたり、駅前や繁華街で不動産販売や風俗店の宣伝をする人が手に持っていたり、あるいはデモ行進などでスローガンなどを掲げるものなどがおなじみでしょう。 大きさは数十センチ四方程度の四角形で、いずれにせよ立ち止まってじっくり読ませるような使い方は難しいので、大きい文字でポイントを絞った要点のみの内容で、かつ目立つような派手な色使いがされているのが特徴でしょうか。
またスポーツ大会などで選手団の先頭に立って、チーム名などを掲示したり、格闘技でラウンド数や残り時間などを掲示するものもプラカードとなります。
同人の世界のプラカといえば…最後尾札
同人 の世界では、同人誌即売会 などで 大手サークル や 壁サークル に長い長い行列 (購入のための 待機列) ができた際に、どこが列の 最後尾 なのかを示す手持ち看板 「最後尾札」 が代表的なプラカードの利用となります。
また 会場 の スペース に 配置 された サークル が、自分たちのスペースや作品を 一般参加 の通行人などにアピールするため、座席の後ろなどに立てかけるポスター状の掲示物なども、ディスプレイ版やポスタースタンドの他、プラカードと呼ぶことがあります。
いずれもサークル関係者が自作することになりますが、あまりに大きいもの、硬くて角が尖ったプラカードは迷惑で危険ですから、サイズや材質、形状には気を付けるようにしましょう。 とくにスペースの後ろは基本的には通行のための場所なので、あまり大きなものはやめましょう。 とりわけ出入口付近では、風が吹き込んで倒れたりすることもあるので、重量のある荷物に固定するなど、転倒防止のための十分な配慮が必要です。
ちなみにどれだけメッセージなどが書かれて看板的な使い方をしていたとしても、団扇状のものは 「大うちわ」 などと呼んでプラカードとは呼びません。