腰の周りに使用済みコンドームを並べてぶら下げる
「コンドーム腰蓑」（こしみの） あるいは 「コンドームスカート」 とは、使用済みで中に 精液 の入ったコンドームをもっぱら女性の腰回りに腰蓑や ミニスカート のようにいくつも並べてぶら下げることです。
使用済みであることから性行為をコンドームの数だけ行ったことを意味し、輪姦・乱交表現における 「正の字」（性行為の回数を正の字でカウントする） と同様の意味と視覚的効果を持っています。 行為の最中を表現する場合もありますが、事後エロといった ジャンル でくくられることもあります。 一枚絵の イラスト でもよく見かける表現ですが、女性を性的対象としてのみ見るような 肉便器 を描いた マンガ などで、オチ となる最終コマに用いられることも多いかもしれません。 また MMD を用いた 3D による映像作品もよく見かけます。
同じように コンドームをアクセサリー のように用いる表現は様々あり、コンドームを並べて頭に巻く （コンドーム鉢巻）、ピアッシングした乳首や耳からぶら下げる、太ももにくくりつける、首飾りのように首の周りに巻くなどもあります。 いずれも 公衆便所 や肉便器、性奴隷 といった 変態・鬼畜的 な作品では お約束 の表現でしょう。
バナナダンスあたりからエスカレートしたものか
コンドーム腰蓑の 元ネタ や確実な発案者は不明ですが、女性の体に使用済みコンドームを並べると云った表現は、いわゆる ぶっかけ や中出しとはまた別の射精表現、あるいは女体の汚辱表現として昭和の頃から存在はしていました。
それが腰蓑やミニスカ状態になったのは、既存表現のエスカレーションと云うよりは、裸体の腰部分にバナナを何本も腰蓑のようにぶら下げて踊るジョゼフィン・ベーカーのバナナダンス、あるいはそれをベースとしたエロいダンス衣装イメージ （例えばストリップ劇場のダンスとか、後年盛り上がる映画メトロポリスのダンスシーン （ネット時代の 今日見た夢を忠実に再現・VIP先生の元ネタ） のようなセクシーダンスからの強い影響が考えられます。
バナナダンス自体お色気話としてしばしば エロ な世界では モチーフ として用いられてきましたし、セクシーでキュート、寄り目 や激しい腰振りで黒いヴィーナスとまで称えられヨーロッパのダンスシーンを席捲していたベーカーさんは日本においても おたく な人の間で知名度が高いものでした。 これは1995年３月から放映され、おたくに ファン が多い NHK スペシャル 「映像の世紀」 において紹介されていたからで、実際にコンドーム腰蓑を考案したり広めた人にきっかけを聞くしかないものの、少なくとも広く一般化したのは、このあたりが影響してたのではと考えられます。
色鮮やかな黄色いバナナを腰につけるダンスもそうですが、コンドームの場合は赤青黄色と色とりどりのコンドームになりますから、その色彩の鮮やかさ、そもそも使用済みコンドームを身体中に着けているド変態的姿には突き抜けたバカっぽさとエロさがあり、あまりに即物的すぎると敬遠する向きもあるものの、紳士 向け （いわゆる変態向け） の 輪姦・乱交系作品ではしばしば見かける表現となっています。
同じようなド変態チックかつバカっぽいエロさとの食い合わせの良さから、前述した正の字や卑猥な文字を書く 便所の落書き、パンツ被り （頭や顔にパンツを被る） や アヘ顔ダブルピース などとの組み合わせもよくあるパターンです。
 |  |  |  |  |
関連する同人用語・オタ用語・ネット用語をチェック
 |
