同人用語の基礎知識

パンツ被り

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頭が悪そうで何やら萌える…変態そのもの 「パンツ被り」

 「パンツ被り」 あるいは 「頭にパンツ」 とは、キャラクター が頭に下着の パンツ (ショーツ) を被っている状態を指す言葉です。 「パンツハット」 と呼ぶこともあります。 裸ネクタイ などとはまた別系統の、いかにも偏差値も低そうな分かりやすい変態行為ですが、強固な ファン というか愛好者は多く、「パンツは履くものではなく脱がすもの、そして被るもの」 といった認識が揺るがない人も少なくない状態となっています。

みんな大好き ぱんつ〜はっと (三瀬多賀り子)
みんな大好き ぱんつ〜はっと (三瀬多賀り子

 もっぱら男性向け作品では女性キャラが、女性向け作品では男性キャラが被りますが、自分自身のパンツを被るというよりは、作品中でそのキャラが好きだと思っているキャラ、カップリング のお相手のパンツを被ったり、単に変態的記号として誰のものかを問わず被ることもあります。

 また自分と同性のパンツを被ることもあれば、異性のパンツを被ることもあり、文脈によって単なるお色気っぽいギャグから 鬼畜的エロ まで、バリエーションも豊富です。

 パンツ被りという行為が恐らく男性向け作品から生じたものであることも手伝い、一般的には女性キャラが女性用のパンツや男性用パンツ (その場合、もっぱら ブリーフ) を被っているパターンが多いかもしれません。 しかし初期のころは、男性の変態主人公が意中の ヒロイン のパンツを被る描写の方が多かったような気もします。 いずれの場合も、幽霊が頭につけている三角形の白布 (天冠) のようになりますが、女性用パンツにしばしばついているリボンはおでこ部分に来るよう被りこなすのがポイントのようです。

 ちなみに 筆者 のいる 同人サークル では自分の 推し にパンツを被せたがる仲間がいて (パンツ大王とか呼ばれてました…)、うちの 同人誌 などにもパンツを被ったセーラームーンの亜美ちゃんの イラスト がよく載ってました…。 みんな大好き ぱんつ〜はっとですね。

「アホの子」 の健全ギャグドン引き要素としても

 実写のアダルトビデオなどでもパンツ被りはわりと見かけますが、実写だとどうしてもちょっとした 痛々しさ が感じられることが多いようです。 好き好んでパンツを被る人もいないでしょうから、どうしても無理やり被らされている感がありますし、パンツを被った姿は変態以前にいかにも頭が悪く アホの子 っぽくなりますから、いじめや虐待を連想する人もいます。

 一方 マンガ やイラストの場合は、むしろ被っている本人が自ら好んで被り、周囲を変態的に威圧するような描写も見られます。 また アヘ顔 とか アヘ顔ダブピハート目 などと複合すると変態さにも磨きがかかり、そのキャラが好きな相手のパンツを被って被虐的な喜びに身もだえ震えるような描き方も多いでしょう。

 ちなみに実際にパンツを被ると、よほど小さいものや伸縮性に富むものでない限り、イラストなどで見かけるようなきれいなパンツの形を維持したまま被ることはほぼ無理です。 その場合は、いかにもパンツっぽい柄や意匠 (小さいリボンなど) がないと、布っぽいものを頭につけているだけに見えてしまうでしょう。 これは頭と腰のサイズが違いすぎてフィットしないからですが、成人男性が女児のパンツを被るなどでは、その限りではありません。

同じ 「パンツ被り」 でも顔の場合は…

パンツはかぶるもの (三瀬多賀り子)
パンツはかぶるもの (三瀬多賀り子)

 同じようなものに 「顔パンツ」 や 「パンツマスク」 もあります。 こちらは顔にパンツを仮面のように被せるもので、2つある足ぐり (足が出る部分) から目を出し、パンツの前後部分が顔の上下になる被り方です。

 こうしたパンツの着用スタイルでもっとも有名なのは、人気漫画家 あんど慶周さんの マンガ 「究極!!変態仮面」(1992年) の 主人公、拳法部エースの色丞狂介でしょうか。 狂介が恋心を抱くクラスメイト姫野愛子のパンツ (パンティ) を顔に被ることで変態仮面という ヒーロー に変身でき、雄たけびの 「フオオオオオオオッ!!」 ともどもインパクトの非常に強いキャラとなっています。

 頭ではなく顔に被ることから従前のパンツ被りとは別物として扱われることもありますが、パンツ被り自体に頭の意味がないので、同じ言葉でくくられることもあります。 これ以前にも顔にパンツを被る描写はありましたが、作品が大ヒットし映画化などもされたこと、全裸にブーメランパンツと網タイツだけというスタイルのインパクトもあり、この形でのパンツ被りはすっかり変態仮面の代名詞となりました。 「パンツはかぶるもの」 という名言もあります。 なお同キャラの決めセリフであり ネットスラング にもなっているフレーズに 「それは私のおいなりさんだ」 があります。

新型コロナ感染症の流行と、反マスク派のマスク揶揄

 「顔パンツ」 や 「パンツマスク」 といった表現は、その後ずっと時代を下って2020年後半あたりから、同年中頃より世界中で猛威を振るった新型コロナ感染症 (COVID-19) の感染予防に伴う マスク 使用の励行や、実質的な強制に反発する層から、マスク着用を侮蔑的に揶揄・罵倒する表現としても使われるようになっています。

 より侮蔑的に 「顔オムツ」 と呼ぶこともあります。 これはマスク着用の是非を自分で判断できず、政府や世間の 「マスクするべしムード」 に唯々諾々と従うマスク派を 「自分の頭で考えられない子供みたいな愚か者」 に喩える意味もあります。 一方で初期の反マスク派にしばしば反ワクチンや陰謀論に染まるおかしな人が少なくないことから、こうした品のない罵倒表現に対する強い批判もあります。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2001年11月13日/ 項目を分割再編成しました)
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