少子化対策のために決まった法律です！ 「性欲処理係」
「性欲処理係」 あるいは 「生処理係」「奉仕係」 とは、誰とでも性行為を行う人、いわゆる 肉便器 や サセ子 をあらわす言葉です。 またそれと同時に マンガ などの創作物においては、もっぱら 18禁・成人向け かつ男性向けの エロ い 作品 にありがちな シチュエーション のひとつ、強制エロ系の ジャンル のひとつとも 認知 されています。
対象となる キャラクター の年齢や性別は問いませんが、若い女性が肉体的な 受け となるケースが多いでしょう。 相手はおおむね名もなき モブ で、モブ姦 のひとつともされます。 類似のシチュエーションや 属性 として、保健体育における性教育の教材として恥ずかしいところを 御開帳 したり、性行為の実技訓練の練習相手として選ばれたり、「処理当番」 とか 「エッチ当番」、あるいは 「性処理班」「性処理委員」 みたいな名称になることもあります。 女性が一人だけの場合は CMNF と呼ばれる作品のひとつとなることも多いでしょう。
設定のみで突っ走る、イラスト集のような描き方ができるメリットも
性欲処理係を テーマ とした作品にありがちなのは、性欲旺盛な男子生徒が授業や部活動などに集中できるようにとか、少子化対策だとか、有力者による特定の女子に対する いじめ とか、とりあえずよくわからない理由で女子生徒が男子生徒の性処理をするという 設定 で描かれる作品でしょう。 男子あるいは教師らの命令には絶対服従といった内容で、ありとあらゆる性行為や 変態行為 が行われるた肉便器や 公衆便所、性奴隷 などと同様の扱いです。
ただしあくまで学校の規則なり法律なり、あとはせいぜい絶大な権力を持つ実力者や 生徒会 の方針などで否応なくその状態になり、登場するキャラの全てもしくはほとんど全てがその状況に納得していると云う点が、このジャンルの独自性です。 またジャンルとしてある程度確立しているため、細かい説明をすっ飛ばせる点でもエロマンガの テンプレート として優れています。
その結果、物語 の冒頭である程度きちんとした設定や 世界観 の説明をするような描き方もできれば、ほとんど前フリなしでひたすらエッチしまくるイラスト集のような構造で描けるのも便利な点です。 女性一人に男性複数の場合もあれば、複数の男女が入り乱れる乱交的なもの、男性一人に女性が複数のハーレムに近い内容のものなど、組み合わせも自由です。
また単に性行為をするだけでなく、学校が 舞台 なら 全裸 （あるいは 裸リボン とか 裸靴下 など） での登下校 （全裸登校） とか、露出 した状態での授業、あるいは体育や水泳、文化祭や体育祭、修学旅行といった学内の イベント などが用いられることもあります。 基本は学校単位での物語となり、学校行事の際に 制服 の上に用いられがちな 腕章 などを身に着けることもありますが、登下校の最中など、学校外の通行人などのモブが 痴漢 として登場することもあります。
描かれ方としては、この種のジャンルの嚆矢のひとつであり、かつスタイルを作り上げ後世に多大な影響を与えた存在でもある永井豪さんのマンガ 「ハレンチ学園」（1968年） のように明るくてハチャメチャ、ナンセンス・シュールさを持つ型もあれば、小松左京さんの小説 「復活の日」（1964年） のように、SF的終末をテーマとして持ち、限られた女性への生殖活動に人類存亡や未来をかけるような、ちょっとハードな型で描かれることもあります。 とはいえ法律なり校則なりで誰とでも性行為せよと決まるなどは荒唐無稽で フィクションレベル も高く、あれこれ細かい設定を設けて堅めに描く面倒くささは避けられがちかも知れません。
それなりに一本筋の通った物語を持つ作品の場合、最後は性欲処理係の 淫乱オチ や 快楽堕ち、妊娠や出産で終わることが多かったりもしますが、全てがエッチな女の子の 妄想 や 夢 だったというような 妄想オチ・夢オチ となることもあります。 あくまで シチュエーションもの として一話読み切りのような作品が比較的多いですが、同人 の世界でも長く続く作品などが生まれてきています。
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