ヒトが持つ根源的な欲求だけに、アレンジしやすい 「好奇心」
「好奇心」 とは、自分がまだ知らないことや新しいもの、珍しいもの、不思議に感じられる奇妙なものに対して興味や関心を抱く心です。 好奇心が強い人は、とくに好奇心旺盛とか何事にも興味津々な人と呼びます。 興味関心の対象を カテゴリ として接頭する場合もあります。 例えば知的なものなら知的好奇心、性的なら性的好奇心といった使い方です。 似た言葉に探求心とか新しいもの好き、怖いもの見たさがあります。 ヒトをはじめ比較的知能の高い動物が持つ特性で、学習や探求といったより高い知的活動への根源になる感情を指します。
同人 や物語を創る世界では、上記のような日本語としての意味の他、18禁 な エロ い マンガ などにおいて、受け となる キャラ (例えば男性向け作品なら女性キャラ) が、性的な好奇心や憧れによって 攻め となるキャラ (例えば男性キャラ) に少しずつ近づいていき、相手に意図や真意を気取られて性行為をされてしまうような 属性 や 作品ジャンル を指す言葉です。
ありがちなパターンとしては、偶然エロ本やアダルトビデオなどを見てしまい、男性器や性行為に興味や関心を持ってしまい、その後街中などで男性の股間などについ目をやるなどして相手に気づかれ、「これが見たいんだろ」「触ってもいいよ」 などと声を掛けられ、そのまま性行為に至る流れとなります。
実際問題、そんな女性がそれほどいるのかという疑問はさておき、男性向け作品なら 読者 はおおむね男性ですし、男性ならば性行為や異性である女性の身体などに興味が向きがちですから、男女入れ替わってはいるものの、感情移入 しやすい物語構成かも知れません。 またそもそも多くの男性にとって、エッチなことに興味津々な女の子は大好きなもののひとつでしょうし。
作品は通常、主人公 である女性視点で描かれ、いくばくかの戸惑いや性行為への恐れ、逡巡をしつつもエッチなことに興味津々な心の声が、そのまま描かれる場合が多いでしょう。 また相手の男性から 「エッチな女の子」 の扱いを受けることに恥じたり、女性キャラがここまでと決めていたラインを超えた性行為を求める相手に困惑したり断ろうとしても断れなかったりするやり取りも、根本部分は恋人同士の初めての性行為に近い流れになりますので、表面的に描かれる物語や 設定 を踏まえつつ、読者があれこれ 妄想 を広げられるのも良いようです。
男性側が 「ゲス」 の場合、そのまま多人数プレイへ
女性側に性行為に対する積極性があるため、その後のより過激な方向への展開も、比較的行いやすいと云えるでしょう。 攻め側の男性が ゲス・クズ であれば、友人を呼んで 輪姦 などの多人数プレイに発展させたりできますし、撮影 とか 調教、肉便器 などに発展する場合もあります。
なお好奇心のおもむくままに調べたり行動したりで未知の 性癖 や快感、趣味 に目覚めることは 開発 と呼びます。 第一印象だけで拒否感が生じて食わず嫌いしていた性癖が、何かの拍子に気になって調べて自分の中の新しい扉が開くのは、嬉しくもあり怖くもありといったところでしょうか。