ネットの世界に常駐場所を確保、ディープにつきあう 「ネット住民」
「ネット住民」「ネット民」 とは、ネット (パソコン通信 や インターネット) を利用している人、なかでも特定の 掲示板 や ブログ、SNS、動画共有サイト、チャット などの 「コミュニティ」 を自ら立ち上げたり、あるいは積極的にそこに参加し、他者との意見交換や交流、自分の意見の表明などを通じて活発なネット利用を行なっている人を指す言葉です。
ネット利用と一口に言っても様々な関わり合い方があり、単に閲覧して調べ物に使っているだけ、ゲーム (ネトゲ) で遊んだり メール を使っているだけの人たちも大勢いますが、通常これらの人たちはネットユーザーではあっても、ネット住民やネット民とは呼ばれません。 あくまでネットの一部コミュニティを自分の 「住処(すみか)」「常駐先」 とし、定期的な 生存証明 なり意見表明をなりを継続して行なって初めて 「住民」「民」 と呼んでいるようです。
なお類似の言葉に、デジタル市民や ネチズン、ネト充 などもあります。
存在感のない単なるユーザーから、世論を動かすオピニオンリーダーまで
例えば掲示板 2ちゃんねる を活発に利用している人を 2ちゃんねらー (ちゃねら、ねらー) と呼んだり、ブログ 管理人 をブロガー、Twitter (ツイッター) の利用者を ツイッター民、ニコニコ動画の熱心な利用者をニコ動民やニコ厨と呼んだり、個別のサービスやコミュニティに紐付く呼び名で表す場合もあります。
ネット住民やネット民はこれらを網羅した意味の言葉となりますが、全体を広くあらわす言葉というよりも、2ちゃんねるを中心とし、その まとめサイト やツイッター、ニコ動など複数のコミュニティを横断して利用している一部のディープなネットユーザーを指して使うケースが多くなっています。
これらの人たちが、しばしばネットの世界で 「声が大きい」「多数派」 を占め存在感を持っていることもあり、良きにつけ悪しきにつけ目立つ人たちだとは云えるかも知れません。