無駄な歳出をカット?更迭されがちな 「心の中の財務大臣」
「心の中の財務大臣」 とは、おたく や 腐女子 など物欲に支配された人間の心の中に住む良心、あるいは人としての最後の輝きのことです。 より具体的には、こうした人たちが ハマった ジャンル において、関連する商品やグッズ、同人誌 などを無制限に購入しようとするのを心の中で食い止める最後の防波堤のような存在です。
こうした人たちは、自分の好きな アニメ や マンガ、ゲーム といった作品やその中の好きな キャラ (萌え を感じる 嫁 や 担当・自担・推し) に関する商品やグッズ、さらには ネトゲ の ガチャ などなど、趣味 の品に多額のお金をつぎ込むものです。 それは時として、その後の給料日までの生活を脅かす レベル の出費になったり、クレジットカード の与信を食いつぶすような散財になりがちです。
心の中の財務大臣は、「いやまて、そのグッズは本当に必要なのか? ほとんど同じような物を持ってるんじゃないか」「給料日まであと18日もあるが、食費は残るのか? 家賃は?」「リボ払いは返済のうちに入らないぞ」 などと常識的な意見を心の中でささやき、それを食い止めようとします。 ちなみに日本に財務省と財務大臣が登場したのは2001年の省庁再編時で、それ以前は大蔵省と大蔵大臣でした。 なのでそれ以前は 「心の中の大蔵大臣」 とか、さらに遡って 「心の中の勘定奉行」 などと呼ぶ場合もありました。
「心の中の財務大臣」 と、趣味に使うお金は1ヵ月〇〇円と決めたじゃないですか!
おたくや腐女子にとって趣味に使うお金は必要なものですし、家族や友人に迷惑をかけたり多重債務に陥るような病的な散財ならともかく、自分の収入の範囲で目いっぱい散財するのは個人の自由でもあります。 とはいえ買うのがためらわれるような微妙な お布施グッズ もありますし、いくら ファン でも付き合いきれない場合には、心の中の財務大臣に従うのが堅実でしょう。
なお心の中の財務大臣の忠告・諫言を振り切って散財してしまうことは更迭、あるいは リミッター解除 となります。 いったん更迭やリミッター解除をしてしまうと、おたくや腐女子は人の心を失った推しグッズ購入マシーン・ガチャ出るまで引きまくりマシーンと化し、それを止められる人はもう誰もいないでしょう。 国の財務大臣と違い増税による歳入増も見込めませんから、後はひたすら財政破綻まっしぐらです。
こうした買い物がらみの言葉は色々あり、よく ネット で使われるお買い物関係の言葉では、イヤッッホォォォオオォオウ!/ IYH や 気絶買い という云い方もあります。 また 沼 にはまったマニアやコレクターの場合にも、無茶な買い物を正当化する 博物館のため という魔のフレーズがあります。