表紙と本文の間に入る飾りのページ 「前ペラ」
「前ペラ」 とは、書籍類の 遊び紙 のうち、表紙 （オモテ表紙） と 本文 との間に入れる、何も 印刷 をしない紙のことです。 ページ数的には３ページ目となりますが、通常はページ数に含めず、ノンブル の入らない、完全に 「飾り」 のページ、紙となります。
末尾に入るものは 後ペラ と呼びます。
本がぐっと豪華になる 「遊び紙」
通常は表紙や本文で使った紙とは違った紙質の紙を使い、多くの場合は厚手のトレーシングペーパーやハトロン紙を使います。 あってもなくても良いページですが、これがあると本が豪華な感じになりますし、表紙が薄い紙だったりする コピー誌 などの場合、本文や 扉 の 絵 が表紙 （表１） に 透け て出てくるのを防いでくれるので、好んで入れている作家さんなどもいます。
実用性に乏しい 「無駄なもの」「飾り」 の紙となりますが、趣味の本などでは、あるとないとでは印象がぐっと変わる 名脇役 といった感じでしょう。 通常、街の 印刷屋さん などに 同人誌 の印刷と製本を頼むと、「遊び紙」 はその印刷屋さんや製本装丁屋さんが一般的に使っている紙を、基本料金内 （割安な 印刷セット などの標準サービス内） で入れてくれる場合も多いようです。
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（同人用語の基礎知識/ うっ！/ 2000年３月21日）
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