今や同人誌の主流となっていますね
「オフセット同人誌」「オフセット本」 とは、平板印刷方法の1つである、オフセット印刷 方式で刷られた本のことです。 通常、この方法での 印刷 は、印刷所 に 原稿 を入れて依頼して行ってもらうことから、「印刷所で作られた本」 と同じ意味で使われます。 略して 「オフセ本」 とか、「オフ誌」 などとも呼びます。 これ以外には、自分の手で印刷 (コピー)・製本する コピー誌 (コピー本、自力出力誌) があります。
一昔前までは、オフセット印刷はとても高価なものでしたが、同人誌 作りがブームになるにつれ、それ専門の 「印刷屋」 さんが多く現れかなり一般的なものになりましたね。 大量に作れば安くなる (1冊あたりの単価が落ちる) のは当然ですが、それほど大部数でなくとも、ある程度以上の 部数 を作ればコピー誌よりはるかに安く付くケースも増えてきました。
印刷屋さんという外部委託が入るので、スケジュール管理は重要
なおイベント当日ギリギリまで作業が行えるコピー誌と異なり、外部に委託するこのオフセット本には、守るべき 締め切り (入稿 のための期限、入稿日) が存在します。 印刷時期 (コミケ/ コミックマーケット など、大きい 同人誌即売会 の前は、かなり厳しいです) や印刷屋さんによってまちまちですが (もっと云うと、サークル と印刷屋さんの “おつき合い” の レベル にもよるのですが…)、おおむね2週間から3週間と云ったケースが多いでしょうか。
ひところに比べると締め切りから納品までの期間は短くなる傾向がありますが (すごいトコだと、中3日とか中2日…なんてトコもあるそうですが)、当然の事ながら時間が少ないと本来行われるハズの印刷チェックが行き届かなかったり、最悪のケースでは、直接搬入 を頼んだら、イベント当日に本が届かない…なんて事にもなりかねません。
印刷屋さんの指定した締め切りは、極力守ってお願いするようにしましょう… (って、人にエラソに云える身分じゃないんですが…。 逆に締め切りを早め早めに繰り上げて入稿したり、繁忙期を避けてオフセ本の発注をすると、フェア などでお得なプランやおまけがついたりします。
ところで印刷方法に話は戻りますが、「ガリ版刷り本」 ってのは、最近ではもうないんでしょうねぇ… (何故か 筆者 宅には謄写版があったりしますが (昔っから同じようなことしてるのね、あたしって