同人誌の本文印刷のインキ色を、途中で変えます
「色替え」 とは、書籍類を印刷する際に 表紙 や 本文 の一部で、メインとなるインキとは別のインキを使用して刷ることです。 多色刷り の際の印刷インキの替えの時にも使います。 例えば封筒の印刷などで、郵便番号記入欄を赤、会社名などを黒で印刷する場合が、これにあたります。 「段取り替え」 とも呼びます。
印刷の世界は 商業 印刷の割合が極めて大きく、印刷用語や製本用語など専門的な用語もたくさんありますが、えてして 同人 などの世界ではそれらの用語のうち 同人誌 などの オフセット印刷 で使われる部分の意味のみが、その言葉全体の意味、定義として捉えられる傾向があります。
色替えも多くの場合は、商業コミック誌のように1冊の雑誌の中で、マンガ の 作品 が切り替わるタイミングで刷りのインキ色が切り替わるような 「アクセント」 を、指す場合が多いようです。
一部の 同人サークル さんによっては、わざわざ手間とお金をかけて、こうした 「色替え」 を丁寧に行って、まるで商業誌のようなテイストの 「同人誌」 を作っているところもあります。
色替えの実際の依頼方法は
実際に自分たちの同人誌で 「色替え」 を行う場合、印刷を頼む印刷屋さんにページで指定して刷り分けてもらうことになります。 ただし複数のページのある書籍印刷の場合、印刷する紙のサイズ (判サイズ) により、面付け が異なります。 「面付け」とは、大きな紙に数ページ分まとめて印刷する事から生じるページの固まり、区切りの事で、具体的には、A5版では8ページごと、B5版では4ページごとに 「面付け」 が行われます。 つまりそれぞれのページごとに切り替えると、無駄がないわけですね。 これらの指示は、台割 を作って行うことになります。
なお2ページ (紙1枚だけ) の 色 を変えるとか、この1ページのこの フキダシ の文字だけ色を変える…なんて指示も、もちろんやろうと思えばやれます。 ただし料金はかなり割高になってしまいます。
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○ 本の部位の名称
