翻弄され、ちょっと幼児退行気味の逆ギレ…もうやだこの国
「もうやだこの○○」 とは、あまりの現状の酷さ、馬鹿馬鹿しさ、先行きの暗さに、関わるものが呆れ、半ば幼児退行気味に癇癪を起こして罵倒するような時に使われるフレーズの一種です。 代表的なものとして、
もうやだこの国
もうやだこの板
もうやだこのスレ
もうやだこのアニメ
もうやだこのゲーム
もうやだこのイベント
もうやだこのパソコン
…なんてのがあります。
とりあえず極めて汎用性の高い罵倒語ですか
言葉としてはシンプルですし、おたく用語、パソコン通信 やらで使われるようなったネットスラング以前に、ごく普通の日本語ではあるのですが、投げやりな語感に面白みもあるのか、掲示板 2ちゃんねる やら個人の ブログ のエントリーなんかで頻繁に見かけるフレーズになっていますね。
ネット 界隈 で頻出するようになったきっかけは、人気オンラインゲーム、「ラグナロクオンライン」 などを代表とする、いわゆる ネトゲ のユーザが、GM やら ゲーム のシステムやら ゲームの キャラ やら プレイヤー やらに不平不満を述べる時に使い始めたのが発端のようで、普通の言葉から、「ちょっとした流行語?」 みたいな認識をされるほど頻繁にあちこちで使用されるようになってきたのは 2005年頃からでしょうか。
また 「2ちゃんねる」 ニュース速報板などで、エロかったりスケベだったりエッチだったり、あるいは無意味でシュールだったりする レス やスレを見て、住人が思わず呟いたりもします。
被害者としてさりげなく対象をバッシング
使用法としては、あくまで自分が当事者である、例えばその国の国民だったり掲示板の参加者だったりユーザーだったりするのがポイントで、単に対象を罵倒するだけでなく、「関わっている自分」 あるいは 「身内としての自分」 が 「被害者として窮状を訴える」 ような言葉になっているのが、ほかの罵倒語とちょっと異なる面白いところです。 ただまぁ普通の日本語表現でもあるので、あちこちで似たような表現が散発的にあるんでしょうね。
変形バージョンとして、「もうやだ、おうち帰る」 なんてのもあります。 また近い ニュアンス の言葉として、「日本\(^o^)/オワタ」「日本\(^o^)/ハジマタ」、あるいは 「日本終了のお知らせ」 などがあります。