AVならウンコ食わされるレベル…最低最悪を示す、罵倒表現の一種です
「○○なら△△のレベル」 とは、つまらないもの、不細工だったり醜いもの、稚拙で劣ったものを罵倒する際に使う、比喩的言い回しの一種です。 たいていは○○や△△の部分にろくでもないもの、最低なものが入り、「それと同 レベル だ」 として罵倒します。 またその直後に 「○○に謝れ」「○○に失礼」 などとつなげて、さらに対象を貶める場合もあります。
よく使われるケースに、不細工な女性 (いわゆる ブス) への罵倒や、つまらない アニメ、ゲーム (クソ アニメや クソゲー) への ネット の 掲示板 などでの罵倒表現があります。 とりわけ女性の容姿を罵倒する 「AVならウンコ食わされるレベル」 は多用され、一部の掲示板などでは略語として 「AVウンコ」 なんて言葉、ネットスラング にもなっています。
AVウンコ、不細工な女性に対する罵倒例
・AVならウンコ食わされるレベル
・AVならウンコ挿入されるレベル
・AVなら糞尿レベル
・AVならウンコ食わされた女のウンコを清掃するレベル
・AVならウンコ食わせる監督が激怒して自分でウンコ食うレベル
・AVなら母親に電話しながらおしっことウンコを頭から浴びるレベル
・AVなら家具にされるレベル
・AVなら親友の前でSEXするレベル
・本編には目線は入っていませんと書いてあって本編見たら後悔するレベル
・スターウォーズのチャルマンの酒場でゴロまいてるレベル
・すっぴんで呪怨の監督にスカウトされるレベル
・ノートン先生が反応するレベル
・ガンジーでも助走つけて殴るレベル
つまらないアニメやゲームに対する罵倒例
・同人サークルが勘違いで作ったレベル
・小学生に 絵 を描かせて動かしたらゲームになっちゃったレベル
みたいな感じです。
AV (アダルトビデオ) 女優のウンコ (スカトロ を取り入れたAV) を例とする女性の容姿への罵倒表現が多いのは、特定の女性アイドルやネットアイドル、コスプレイヤー などの アンチ がこういった極端に下品で極め付けに口汚い罵倒を使いタレントや女性レイヤーを 2ちゃんねる などの掲示板で攻撃する際によく使われていたせいで、こういったバリエーションは無数にあるといって良いと思います。
これはAVの女優の美形化が進む一方、一部アイドルタレントの容姿が、その人にとってはそのレベルにも達していないとの認識からでたものですが、いつしか罵倒語侮蔑語として変な研ぎ澄まされ方をして、「ウンコ食ってるレベル」 を最低のランク、レベルとして使うようになったようですね。 実はもっと酷い (ここで例を挙げたのもかなり酷いですが…) 表現もかなりあるんですが、まぁ内容は似たような感じです。
その後 2010年になって、「ガンジーでも助走つけて殴るレベル」(ガンジー助走) といった言い回しが大流行し、こうした 「○○は□□レベル」 というフレーズは、こちらに回収されていった経緯があります。 AVウンコと違って表向き使いやすい点が良かったようです。
後にはひねった賞賛表現としても
なお派生したちょっとへそ曲がりの褒め言葉、一種の賞賛表現として、
・AVなら単体のソフト路線でも超人気レベル
・AVなら女優名だけで射精が可能なレベル
・AVなら俺の嫁レベル
なんて感じなのもあります。
ただ、末尾に 「〜のレベル」 と付ければとりあえずまとまるので、最近はかなり融通無碍な笑えるバリエーションも増えているようです。
スカトロ関係は昔からあるものの、元ネタはやはり…
なお具体的にどんなAV、あるいはAV制作会社のタイトルが、この言葉の 元ネタ になっているかですが、時期的に鬼畜 AV 会社としてネットなどで話題になった 「バッキービジュアルプランニング」(2002年4月設立、2005年3月解散/ 経営者や関係者などが強姦致傷容疑で逮捕・起訴されている) あたりだと推察されます。
それ以前にもスカトロや食糞系、食虫系のAVなどはたくさんありましたが、鬼畜ぶりでこの会社の作品の右に出るものがなく、ネット 界隈 では 「さすがに酷すぎる」 と、逮捕前から強い非難が巻き起こっていました。
また 「○○のレベル」 の 「レベル」 は、2006年末のプレイステーション3発売の騒ぎの中で生まれた流行語、「もう物売るっていうレベルじゃねぇぞ!」 あたりがアレンジされたものと思われます。