もしかしたらイケるかも…ダメだった〜やっぱりダメだった〜「我々の業界でも拷問です」
「我々の業界でも拷問です」 とは、一般人 が目を背け避けるようなものでも喜んで受け入れる我々ですら、あまりに酷く最悪過ぎてさすがに無理だ、もうついて行けない…といった、最低最悪や突き抜けすぎたものを指す時に使われる罵倒もしくは 一周回った 称賛のための言い回しです。
例えばグロ画像 (死体写真などの気持ちの悪い 画像、精神的にショックを受ける不気味な画像など) は、一般的にいって多くの人が嫌い避けたいと思っているものです。 しかしそういった画像が好きな少数の人、グロテスク 趣味 のある人にとっては、「積極的に見たいもの」「好物」「嗜好品」 となります。 この時に 「我々の業界でも拷問です」 と云う場合は、「グロ好きな俺ですら、この画像は酷すぎて無理」「さすがの俺でもこれはギブアップ」 という ニュアンス となります。
ただしグロ画像の場合、酷ければ酷いほど喜ぶ人もいない訳ではないので、必ずしも 「酷い」=「罵倒、批判」 という訳ではないのは留意が必要でしょう。 「俺には手に負えないくらい強烈で素晴らしいものだ」 という称賛や同じ趣味の人に対するお薦めのニュアンスを持つ場合もなくはありません。
なお 「俺」 や 「自分」 などの一人称ではなく、「我々の業界」 という妙に大掛かりで不特定多数からの根拠や信憑性があるような言い回しとなっているのは、それ以前からよく使われていた 「我々の業界ではご褒美です」 の対義語として使われるようになったからです。
「我々の業界ではご褒美です」 の対義語として
対義語となる 「我々の業界ではご褒美です」 は、SM や スカトロ、極端な フェティシズム (フェチ趣味) を趣味や嗜好、性癖 として持つものが、「一般人は嫌うかも知れないけれど、私達の業界ではむしろご馳走、ご褒美だ」 と、少々の 自虐 と 露悪 のニュアンスを込めて面白おかしく言い表したものです。 このフレーズが ネット 上の 掲示板 などで広く使われるようになると、逆の表現として 「我々の業界でも拷問です」 が登場。 あわせて使われるようになりました。
使い所としては、前述したグロ関係や SM・スカトロ・フェチなどの 変態性欲 関係、エロ 関係も多いのですが、食品関係 (ラーメン好きだけど◯◯のラーメンはすごすぎて無理とか) や、容姿に難がある異性 (例えば男性の コメント なら ブス やデブ、おばさんなど) に対する罵倒表現などでも良く使われます。 例えばブス専 (ブス好きな男性) にとってブスは 「ご褒美」 のはずですが、あまりにブスすぎて無理な場合は、「我々の業界でも拷問です」 になると言う訳です。