時間で使ったり建材やら道具類で使ったり 「長尺」
「長尺」(ちょうじゃく) とは、旧尺貫法による長さの基本単位である 尺 が長いこと、すなわちものの寸法が長いことです。 メートル法となった現代でも和服とか武道とか伝統芸能関係といった世界の物差しとして使われたり、建築関係でも慣習的に建材や道具類、間取りの寸法を指す単位として寸 (すん) や間 (けん) などとともに他の単位と合わせてよく用いられます。
おたく に近いところでは、映画やテレビ番組といった映像・動画 の時間的長さ、再生・放映時間の長さを指すことが多いでしょう。 これは映画などの物理フィルムの長さから来ています。 撮影用のフィルムで一般に広く使われている通常規格のものより長いものを長尺と呼んだり、映写用のフィルムで長いものを同じように呼んだりします。 また撮影用に用いる三脚とか脚立、マイク用の竿などにも長尺や数値が入った〇尺脚立みたいな呼び方で区別されることがあります。
映像や動画における長尺は長編や長時間とほぼ同義で、映画なら2時間半から3時間を超えるような大作、ネット のニコニコ動画や Youtube といった 動画サイト に 投稿 された動画に対しても数十分を超えるような動画でしばしば用いられます。 Youtube の場合、一定以上の再生時間を持つ投稿動画を日本語で 公式 に長尺動画と呼んでいます。 なおネット動画でとくに長尺なものは ネットスラング で耐久動画みたいに呼ぶこともあります。 自動車レースなどで使われる耐久レースから転じたもので、例えば2時間あるなら 「2時間耐久」 といった使い方です。
対義語は 短尺、動画などの場合は短編やショート (ショート動画) になります。
長い作品は満足度が高いけれど観るのに勇気がいります
映画やドラマ、アニメ といった映像を用いた 作品 の場合、時間の長い短いは直接作品の面白さや 質 を左右するものではありません。 しかし長編はしばしば大予算が投じられた大作が多いですし、その分力を入れたものが多いので、面白かったり満足感を得られやすい傾向があるかもしれません。
とはいえ上映時間が3時間以上となると観るのも疲れるし、その上映時間を聞いただけで視聴するのが億劫になったりもします。 劇場での鑑賞では、人によってはトイレの心配が生じることもあるでしょう。 あまりに面白くなく、かつ上映時間がそれなりの場合は、しばしば揶揄の意味で懲役と呼ばれることもあります。 2時間の映画なら 「懲役2時間」 みたいな表現です。
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