ダラダラと尺を埋めたり延長したり… 「尺延ばし」
「尺延ばし」(尺伸ばし) とは、尺 (時間) を引き延ばす、延長する、あるいは全体の尺が決まっている中で何らかの事情によって 尺余り が生じそうになって、その間を取り繕うような時に使われる言葉です。 尺稼ぎ と呼ぶこともあります。 時間が余りそうな時の穴埋めは 尺埋め と呼ぶこともあります。
例えばテレビ番組やラジオ番組で進行が上手くいかず時間が余りそうな時に、出演者 がダラダラと話を引き延ばしたり、ネット に 投稿 される 動画 に余計な茶番を入れたり、しなくて良い雑談や余談を挟むなどが代表的です。 いずれも自然な形で行われれば 視聴者 や リスナー も気付かないか、気付いてもそれはそれで楽しめることもあるのでしょう。 そもそも雑談の 枠 などは、雑談や余談がメインです。 しかしあまりにあからさまな場合は、無駄な時間を使わされているような気分になることもあります。
全体の時間が決まっているテレビ・ラジオの場合は、間を持たすために止むを得ない部分もあります。 放送事業者の番組の場合、無音状態が一定時間あると放送事故扱いとなることもあります。 一方である程度全体の時間を任意に決められるネットの動画や 配信 の場合は、延ばした結果がつまらなければリスナーらに ネガティブ な感情を生じさせてしまうでしょう。 生配信 などでは トラブル やイレギュラーな事態が避けられないとしても、時間配分がちゃんとできないような 配信者 や VTuber (演者) は、配信に不慣れだったり機転が利かないなどで、臨機応変な対応が苦手な場合もありますし。
尺延ばしの茶番や雑談、余談が面白くて称賛されるケースも
一方、短い動画 (短尺) より長い動画 (長尺もの) の方が、Youtube といった 動画サイト で仕様上有利になる傾向があり (時期によって基準が異なる)、それを狙った 尺延ばしがあまりにあからさまな場合は、視聴者やリスナーらも白けてしまう原因になることもあります。 「早く本題に入れ」「その話、まだ続けるの?」 みたいな感覚ですね。 やたらと同じような宣伝や 告知 のたぐいを繰り返すのも反発を覚えられやすいでしょう。
ただしそこで行われる無駄な茶番や雑談が面白ければ、ファン らが親しみを込めた 煽り や ツッコミ として 「露骨な尺延ばし」「怒涛の尺延ばし」「華麗な尺延ばし」 みたいな言い回しで称賛することもあります。 目的や手段はともかく、「面白ければそれでOK」 というのは、エンタメ における 正義 でもあります。
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