動画や配信の際に時間が余ってしまう… 「尺余り」
「尺余り」 とは、テレビ番組の生放送や ネット での 生配信 の 枠 が持つ 尺 (時間) が余ってしまうことです。 とくにその放送・配信 の途中で何らかの事情によって伝えるべき内容がなくなってしまい、おかしな間があいたり 出演者 が手持ち無沙汰になった場合によく使われます。
テレビ放送の場合は事前に入念な進行計画が作られますし、リハーサルも行われます。 本番中はそれに基づいてタイムキーパーと呼ばれるスタッフが常に進行状況を監視し、必要に応じて出演者らにそれを伝えます。 またほとんどの番組ではプロの 司会者 が進行を司り、あからさまな尺余りが生じる余地はほとんどありません。 とはいえミスや トラブル を完全に排除することは出来ませんし、報道番組のように 現場 からの中継などが入る構成では、機材や通信に関するトラブルなど、様々なリスクが存在します。 とはいえこうしたトラブルで生じるのは 尺が足りなくなる ことで、余るようなケースはかなり少ないでしょう。
一方、個人やそれに近い小規模な体勢で行う 動画サイト の配信では、しばしば尺余りが生じます。 ありがちなのは、何らかの テーマ を掲げて配信のための枠を取ったけれど、伝えるべき内容があっさり伝えきれてしまった、思ったほど伝えたいことがなかった、あるいは誰かと コラボ していて相手が遅れてきた、途中で帰ってしまったといったイレギュラーな事態が発生した時でしょう。
この場合、尺合わせ としてそれとなく 調整 を行ったり、本来はやる予定ではなかった内容のトークを 尺埋め として行ったりもします。 それ自体は予定通りに進行しなかった失敗ではあるものの、普段は見聞きできないような 配信者 の個性や地が焦りの中でついにじみ出るような展開を迎えたりもして、ある意味で ファン にとって嬉しい配信となるケースもあります。
人の耳目を集めつつイレギュラー対応ができるかどうかは、まさにコミュ力
配信を行う場合、こうした事態はよくある事でもあるので、予備の話題やトークの膨らませ方は訓練するなりして身に着けていると良いかもしれません。 配信だけでなく、友人との会話などでも、時間や場を持て余すことがなくなり便利です。
とはいえこのあたりの臨機応変な対応は対人コミュニケーション能力そのものでもあるので、コミュ障 には少々辛いところです。 頭では分かってるし口にも出かかっているけど何もしゃべれないなどはよくあることですし。 もっとも 「あー」「うー」「えー」 みたいな フィラー 連発も、演者 によっては、それはそれで可愛かったりもしますけれど。
原則として リアルタイム で放送や配信を行った際に見られますが、投稿 された 動画 の途中や最後に 編集 のミスなどによって謎の余白が生じた際にも用いられることがあります。
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