電源を使う場合は、ちゃんとルールを守りましょう
電源コンセント |
「電源」 とは、そのまんまの意味ですが、電気を 供給 するための源、コンセントのことです。 要するに 同人誌即売会 における、施設内の 「電源コンセント」(配線用差込接続器) の事で、「電源有」「電源無」 などは、同人イベントの 会場 にそれがあるかないか (使って良いかだめか) を表します。
通常はとくに必要性を感じない会場設備の一つですが、パソコン上で閲覧する 同人ソフト、電子メディア同人作品 を 頒布 している 同人サークルさん などは、この 「電源」 があれば安心して自分の サークルスペース に設置したノートパソコンによるデモなどが行えるので、あるに越したことはありません。 ひところよりはかなりマシになったとは云え、ノートパソのバッテリーってすぐなくなくなりますからね…。
「パソケット」 のような、同人ソフトが主体のイベントで使えるケースが多いのは当然として、一部のイベントでは、申込み書やカタログ等でその有無を表示するイベントさんもあります。 また会場の 配置 される位置によって使えたり使えなかったりする場合は、電源の利用を希望するかしないか、申し込みの時点で申告するよう求めて個別に対応してくれる場合もあります。
何もアナウンスがない場合、勝手に使っちゃだめですよ
なおほとんどの同人イベントは、展示場や見本市会場や会議室スペースなどをレンタルして開催されますが、この種の施設では 商業 イベントや会議などで使うための電源施設がほぼ必ずついています。 柱や壁にあったり、あるいは床に丸いフタに隠される形で電源コンセントをかなりの数持っていたりするんですね。 しかし 「電源使用」 はレンタルの際に別料金や別申し込みになる場合もあり、イベントの 主催者 の側が会場側に利用許諾を受けていないと、「無断使用」 になってしまいます。
また多くの場合、利用する際に床に電源コードを這わせるような形になることもあり、人がごった返して歩くイベントなどでは、思わぬ事故も起こりかねません (普通は布のガムテープや養生用のテープなどで、床にちゃんと固定しますし、設置は原則、島 の中のみだったりします)。
イベント側で 公式 に使用の許可や案内がでていないイベントでは、勝手にコンセントを利用するのはやめましょう。 公式アナウンスをしていない場合でも、個別に許可を出すイベントもありますから、無断で使わず必ずイベントのスタッフや主催者側に確認を取るようにしましょう。
また業務用の電気機器は、家庭用のコンセントと形状 (ボルト数やアンペア数) が違うもの (200V など) もあります。 コンベンションセンター のような大型のイベント会場では、いったんコンセントから変圧器につなげて、家庭用の 100V に変圧しないといけません。 この場合も会場のイベントスタッフなどに、よく確認するようにしましょう。 それでもダメな場合は…バッテリーが極力長持ちするパソコンを使うか、画面の照度を思い切り落とし、余計なソフトの 常駐 を切ってバッテリーを節約するしかありません…。
コンピュータゲーム全般を 「電源」 と呼ぶことも
これが転じて、テレビゲームやパソコンゲーム、アーケードゲームなど、電源 (電気) を使うゲームの 作品ジャンル 全般、「コンピュータゲーム」 のことを、要電源「電源ゲーム」 などと呼んだりします。 その場合、コンセントの必要ない、電源のいらない ゲーム (ボードゲームやトレーディングカードゲームなど) は、電源不要「非電源ゲーム」「卓上ゲーム」(卓ゲ) などと呼びます。