空ダン/ 空段/ 同人用語の基礎知識

そこの段差、空段で養生しとけ～

空の段ボール箱で「空ダン」

　「空ダン」「空段」とは、空の段ボール箱のことです。

　何やら同人用語というより、事務所移転・引越し系のブルーカラー・ガテン仕事の業界用語のようですが…「養生」とか「青ベニ」とか「折りコン」とかって、分かります？　いや分からなくてもいいんですが…ｗ

　という訳で、略語としての「空段」はあんまり同人と関係がありませんが、「空の段ボール箱」といえば、同人誌即売会が開かれている会場では良く見かける物体ではありますね。　印刷所から直接搬入されて届く同人誌は段ボール箱に入って送られてきますから、本が売れたら空き箱の段ボールがでるのは、当然の話です。

　コミケなどの大きなイベントではものすごい数がでますから、ゴミの中ではもっともかさばるもののひとつですし、所定の位置にきちんと捨てて、スタッフの手を煩わさせないようにしましょう。　あと荷札はちゃんと剥がしましょう。　サークル名やあなたの名前がついてますから。

　なお一般参加者に、自分たちが大手サークルのように見せかけるサークルに、牛歩サークルなんてのがありますが、この手のサイトが「大量の本を持ち込んでいる」、しかも「本がたくさん売れている」っぽい雰囲気を装うために、「空段」を持ち込んでわざとらしく自分のサークルスペースに積み上げている場合もあります。

　一方、こうした空のダンボールをバラしてプラカードのようにしてサークルスペースを飾ったり、長い待機列ができる場合には、最後尾の人に目印として持ってもらう最後尾札の材料になったりもします。