同人用語の基礎知識

ラスボス

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苦労してやっと辿り着く、最後にして最強の敵 「ラスボス」

 「ラスボス」 とは、そのまんまですがラストの ボス戦闘 がある ゲーム における最後の最後に登場する敵を指す言葉です。 ラスボスとの ボス戦 は、とくに ラスボス戦、最後の戦いは ラスダン (ラストダンス) と呼ぶこともあります。

 ゲームには様々な敵がいます。 マップやフィールド上にたくさんいて プレイヤーエンカウント して何度も戦うことになる 雑魚敵、各マップやフィールドごとにその場の最後の敵として現れて戦闘や 物語 に一区切りをつける 中ボス、そして全マップやフィールドの最後に登場するただ一体だけのラスボスです (この他、マップやフィールドが細かく分かれている場合に、そこで一番手ごわい雑魚を小ボスと呼ぶこともあります)。 一般的なゲームでは、このラスボスを倒せば全ての戦闘が終わり、そのままエピローグやエンディング、スタッフロールなどに進み、ゲームを全てクリアしたこと、完全 攻略 を終えたことになります。

全ての謎が解かれ、ゲームは最高潮のうちにエンディングへ

 最後の敵だけに手ごわい強敵であるばかりではなく、ゲームの 世界観 や物語の核心部分に触れる存在として重要な役割を担います。 ゲーム、あるいはゲーム中の キャラ主人公 の究極の目的がこのラスボスを倒すことであり、ハッピーエンドにせよバッドエンドにせよ、ラスボス戦までに提示されたあらゆる謎や疑問、問題や課題は原則として全て解決することとなります。 ただしラスボスだと思ったらその後に 覚醒 したり進化・変形するなどして、真のラスボスが現れる場合もあります。 その場合は、最初に現れたボスを第一形態、変化した後を第二形態などと呼ぶことがあります。

 ボス戦に入ると特別な 戦闘フィールド や戦闘BGM が流れますが、ラスボス戦ともなると演出も最高潮となり、あらゆる方法を使ってプレイヤーを盛り上げます。 そのゲームを最後まで攻略した、遊んだプレイヤーだけが体験できるご褒美みたいなものでしょう。

 なおそれまでに戦った雑魚や中ボスなどは、戦闘に 勝利 して倒せば何らかの武器や防具といった 装備品アイテム を落とす (ドロップする) ことが多いのですが、ラスボスの場合はそれでゲームが終わるので、何もドロップしないケースもあります。 ただし2周目・3周目のプレイが用意されていたり、ネトゲ のようにゲームクリアの 概念 がない (何度も同じラスボスを倒す) 場合は、それまでとは異なりご褒美として レア なアイテムがドロップすることもあります。 アイテム目当てで戦闘することは 掘り、何度も廻ることは 周回 と呼びます。

ラスボス感など、派生する言葉も

 ゲーム用語から一般用語として使われるようになった言葉はたくさんありますが、ラスボスっぽい様をあらわすラスボス感もその一つでしょう。 強そうだったり大きかったり、あるいは巨大な悪魔や 天使 のような姿をしている場合もあり、それにならって強い相手やド派手な衣装をそう呼んだりするのですね。

 ネタ として使われることもあり、例えば NHK 紅白歌合戦で、演歌の大御所 小林幸子さんのステージ衣装があまりに豪華かつ巨大だったため、「ラスボス感はんぱない」 などと話題となり、ラスボスが幸子さんのニックネームになったようなケースもあります。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2004年12月2日/ 項目を分離しました)
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