ネクタイとブレザーで 「ネクタイブレザー」
ネクタイブレザーの例 (寐津菟かき子) |
「ネクタイブレザー」 とは、主に学校の 制服 のバリエーションのひとつで、ネクタイ と ブレザー制服 とが組み合わされた服飾スタイル、あるいはそうした制服が描かれた作品のことです。 前後を入れ替えた 「ブレザーネクタイ」 と呼ばれたり、ブレザーではなくスーツで呼ばれることもあります (ネクタイスーツ)。
ネクタイには棒ネクタイと リボンタイ (スクールリボン) があり、そのどちらも指すケースが多いのですが、リボンタイの組み合わせを 「リボンタイブレザー」 や 「リボンブレザー」 と呼んで区別することもあります。 いずれにせよ、中学から高校にかけて、日本でもっとも多いスタイルがこのネクタイ (リボン) ブレザーでしょう。
頭の中で、あれこれと制服をコーディネートするのは楽しい
棒ネクタイの場合、性別で男女を選びませんが、リボンタイの場合はほぼ女子生徒に 限定 されることが多く、むしろそちらの方が多数派だと云って良いでしょう。
基本的に実用性一点張りのような学校の制定ファッションのうちでも、制服におけるネクタイやリボンは実用性がほぼない純粋なファッションアイテムであり、また色や柄、結び方、ブレザーとのコンビネーションなど、とくに オリジナル で制服の キャラ や イラスト を描くのは、色々と工夫の余地があって楽しめるでしょう。
何しろひと昔前までは、女子は セーラー服、男子は詰襟の学ランが圧倒的に多く、セーラー服はともかく学ランはあまり工夫のしようがありませんでした (ヤンキーものの マンガ などでは、変形学生服のあれやこれやがありましたが)。
なおネクタイやリボンを着けないタイプのブレザー制服スタイルの学校も結構あります。 その場合はノーネクタイブレザーと呼んだり、シャツ (Yシャツ・ブラウス) が開襟シャツの場合は解禁ブレザーなどと呼ぶこともあります。 またネクタイとセーラー服を組み合わせた制服も実在・創作含め様々ありますが、絶対数はかなり少ない印象です。
ちなみにブレザーどころか、ネクタイ以外は何も身につけない状態のことは、裸ネクタイ とか 裸リボン などと呼ぶこともあります。 逆にブレザー以外何も身につけない状態は 裸ブレザー になります。 いずれも制服のスタイルや 設定 として着こなしたり描かれるものではなく、あくまで一時的な シチュエーション として身につけたり描かれる状態となります。