盗撮する不良カメラマンを盗撮して晒上げることです
「盗撮の盗撮」 とは、コスプレイヤー などの盗み撮り、盗撮 をする不良カメラマン、不良カメコ (不良カメラ小僧) を別のカメラマンが 「盗撮」 し、その 画像 などを 2ちゃんねる などを通して ネット に アップロード するなどして、晒しもの にすることです。
また狭義の 「盗撮の盗撮」 とは異なりますが、秋葉原 の歩行者天国などで、あからさまなローアングル撮影を行っている人、いわゆる ローアングラー などを撮影し、その姿をネットにアップして晒すような場合もあります。
バレてないつもりでも、「同業者」 から見るとバレバレの盗撮
しばしば盗撮はノーファインダー (普通の撮影のように、カメラのファインダーを覗き込んで撮影しない方法) で撮影しますし、一般人がはたから見ていて、盗撮しているのかどうなのかは分かり辛いものです。 シャッター音も人が大勢集まる場所ではかき消されてしまいますし。
しかし同じようにカメラを 趣味 としている人 (いわば同業者) はおかしな行動、態度、カメラなどの機材の状態などでピンとくるものです (地べたに胡坐をかいて座りながら、なぜか電源の入った望遠レンズつきのカメラを熱心にいじってる、などなど)。 またネットなどに出てくる盗撮画像の内容 (画質や色合い、画角や画像の Exif 情報など) で、当日撮影に参加していた ベテラン のカメラマンなら、なんとなく 「犯人」 はわかるものです。
その場で発見次第、こっそりと撮影する場合もありますし、あるいは仲間内だけで 「キヤノン○○に 200mmくらいのズームレンズと純正ストロボブラケットをつけた小太り 茶髪 の男」「ニコン○○に シグマの 150mm とハクバのディフューザーをつけている、やせためがね男」 みたいに身なりや機材など特徴の情報が回覧され、事前に指名手配されるなどして、撮影されるケースもあります。
カメラオタはしばしば 機材オタ でもあるので、普通の撮影ではあまり使わないような特殊な組み合わせの機材を使っているような人に、違和感を覚え警戒するようなことも珍しくありません。 例えば広場での人物撮影のケースで、本体や アクセサリー、カメラバッグなどは高価なものを使っているのに、やたら小型の高倍率だけがとりえみたいな安ズームレンズを付けていたら不自然です。 そんな 装備 で不自然な位置からカメラを構えていたら、もう目的は明白に感じられるでしょう (こういう装備の人が 「必ず盗撮魔だ」 というわけではありませんが)。
盗撮は立派な犯罪ですが…実行力のある対処が難しいだけに…
コスプレ などを イベント会場 で撮影するカメラマンにも色々な人、タイプがいますが、ほとんど私怨がらみの 「キモカメ」 の晒し (女の子などにしつこく付きまとったり、カメラ撮影を口実に言い寄る キモい カメラマンを晒上げる) などと違い、「盗撮」 の場合は明白な違法行為でもあり、とにかく同じカメラマンから盗撮カメラマンは嫌われ、また憎まれていますね。
また 「相手が盗撮してるんだから、こっちがやってなぜ悪い」 という主張にも説得力があり、「モラル的にどうよ」「相手と同じ レベル に落ちる必要はあるのか」…みたいな穏健な立場からの強い否定的意見もあるにはあるものの、多くの場合は盗撮カメラマンの晒上げは黙認あるいは容認する 雰囲気 が一部のネット 界隈 では強くあります。
正義感からの行動でも、トラブルになればケンカ両成敗
ただし、元から 「盗撮」 するようなカメラマンは、まともな人間ではない場合が少なくなく、「盗撮の盗撮」 をしているのに気づかれると、現場 で深刻な トラブル (暴力沙汰、カメラを壊されるなど) に発展する場合もあります (もっとも盗撮カメラマンはみんなに嫌われているので、たいていはそっちがつまみ出されますが)。 気持ちは分かりますが、遊び半分でやるべき行為ではない、リスクのある行為だという点は、肝に銘じた方が良いでしょう。
ちなみに 同人イベント、コスプレイベント、あるいは 「撮影会」 の 主催者 などにとっては、「盗撮」 も 「盗撮の盗撮」 も、どちらもトラブルを招く大迷惑行為と判断するようです (まぁ当然ですけれど)。 発覚した場合、状況にもよるでしょうが、「盗撮」 した人も 「盗撮の盗撮」 をした人も、そのイベントは原則として 出入り禁止 になると思ってよいでしょう。
ネットでお祭り騒ぎとなった盗撮犯の名前を取って…
2001年に盗撮で逮捕されたタレントの名前をもじって、盗撮のことを 「田代」「タシーロ」 などと呼ぶ場合がありますが、「盗撮の盗撮」 の場合、「逆田代」「逆タシーロ」 などと呼称するケースもあります。