大規模イベントが開催される 「TRC」「東京流通センター」
「東京流通センター」(TRC) とは、物流関係、オフィス事務所関係、展示ホール 関係のビルや施設が並ぶ、総合物流ステーション、イベント会場 のことです。
「東京流通センター」(TRC) 駅方向入口正面 |
駅から入って向かって左側奥は第一展示場 |
第一展示場の内部 |
向かって右には第二展示場 |
1971年9月に最初の施設で中核となる物流ビルA棟が竣工、同年10月にセンタービル、及び第一展示場が竣工し、第二展示場が1981年9月に完成。 1984年まで次々と関連施設が建設され、大規模複合施設として機能しています。
展示場はセンタービル2Fにあたる場所に大型の第一 (同一フロアにAホールからDホールまでの4つ)、「流通センター駅」 の正面にあたる場所にほぼ同規模の独立した第二 (EホールとFホールが1階2階に別れて2つ) の2施設があり、イベント や催しによってホールや展示場を様々に組み合わせて利用することができます。
またこれ以外に、第一展示場と第二展示場に挟まれる形で、会議室 (第1〜第6、及び特別会議室A〜B) があり、もっとも大きな第6会議室はスクール部屋形式 (長机と椅子を並べる形) で着席状態で180人収容の規模となっています。
「TRC」「東京流通センター」 交通アクセス
物流センターというだけあって、クルマでの訪問が便利な立地条件となっています。 一方で電車を使っても駅のほとんど真ん前にあり、歩道をちょっと歩いたらすぐに入り口とアクセス性の良さは群を抜いています。
公共交通機関を利用する場合には、JR 浜松町駅から東京モノレールを使い流通センター駅を下車してすぐか、JR 大森駅、もしくは京浜急行の平和島駅からバスで流通センター前を下車となります。 住所は 〒143-0006 東京都大田区平和島 6-1-1、運営 は 株式会社東京流通センター となります。
コミケも開催されていた 「東京流通センター」
同人イベント としては、「コミッククリエイション」 が開催される場所として知られています。 規模としてはかなり大きな会場となるので、中〜大規模の オールジャンルイベント などがよく開催されています。
また1986年12月27日〜28日まで開催された 「コミケット31」(C31/ 参加サークル数 4,400、入場者数およそ40,000人)、及び翌年1987年8月8日〜9日までの 「コミケット32」(参加サークル数 4,400、入場者数40,000人)、さらに同年12月26日〜27日開催の 「コミケット33」(参加サークル数 4,400、入場者数およそ55,000人) の計3回の コミックマーケット も、ここで開催されています。
晴海が使われた時期 | 年代 | コミケット番号 |
第一期晴海 | 1981年〜1986年 | C19〜C30 |
TRC・第二期晴海 | 1986年〜1989年 | C31〜C36 |
第三期晴海 | 1991年〜1995年 | C40〜C49 |
ちなみに 「コミケット31」 では、この会場の階段付近に伝説の レアアイテム と呼ばれる コミケマリモ が発生したとも云われ、古参 となる一部のコミケ ファン には当時の熱気と共に何かと思い出が詰まる、新しくて懐かしい会場でもあります。
なおこの3回を含め、「C31〜C36」(1986年〜1989年) までの間は、「TRC・第二期晴海期」 と呼ばれ、その後コミケは完成したばかりの 幕張メッセ へと移動 (C37/ 参加サークル数 11,000、入場者数12万人) することになります。 しかし幕張でコミケの追放事件が起こり、その後近接する 晴海・東京国際見本市会場 に戻ることに。
TRC開催を含み、前後の 「東京国際見本市会場」 の3シーズンをあわせ、「晴海時代」 とも呼んでいます。