フルカラー写真画像のダブルトーン色数制限による減色色調サンプルです
「ダブルトーン」 とは、カラー写真を2色に色分解し、任意の2色のカラーインキを使って印刷し仕上げる、簡便な擬似カラー印刷のことです。
下記は、スーパーの チラシ などの フライヤー 関係でよく使われるダブルトーン (任意の2色でカラーっぽいインパクトのある写真を印刷する) の 色 の掛け合わせによるサンプル 画像 です。 チラシ類は特色 (特別に作られた色) の赤や緑、黄色などを組み合わせて印刷しますが、チラシ類に食品や衣料品などカラフルなものが多いため、色の広がりがある赤と緑の組み合わせなどが多いですね。
なお同人誌の世界では、表紙などでフルカラーが安価に行えるようになるまでは、2色分の単色原稿を組み合わせて印刷する2色刷り (多色刷り) というのがありましたが、網撮りをして色のついたハーフトーンで掛け合わせるこの方法とは根本的に違います。 商業 広告印刷特有の印刷方法といって良いでしょう。
なお 「2色分解」 という 疑似 カラーのような印刷方法もあります。
ダブルトーンサンプル
フルカラー | 黒x赤 ダブルトーンサンプル | 黒x青 ダブルトーンサンプル |
Photoshop などを使ってダブルトーンデータを作る場合、フルカラー画像をいったんグレースケールに変換する必要があります。 変換した後、ダブルトーンに変換しますが、その際、任意の2色を選ぶことができます。 印刷物として作る場合が大半ですから、インキ色 (DICカラーガイドなど) を選んで組み合わせるケースが多いでしょう。
特定色の組み合わせによっては、いかにも新聞の折込チラシのような色合いになりますね。