可愛い子供を愛でるようなスキンシップ 「頭ポンポン」
「頭ポンポン」 とは、もっぱら大人が子供の、あるいは異性もしくは同性の同年代の相手の頭を手のひらでポンポンと軽く叩く、あるいは撫でるような仕草のことです。 一般的には 「よしよし」「良い子良い子」 といった ニュアンス で、目上の人間が目下の人間を褒めたり、愛しさをあらわす行動とみられています。
撫で方には様々なパターンがあり、ポンポンと軽く叩く以外にもさするように撫でる、指で頭を掴みワシャワシャと 髪の毛 をかき乱すように撫でることもあります。 それぞれにニュアンスの違いはありますが、おおむね好意や褒める、慰める、励まし、信頼といった ポジティブ な意味がついて回るでしょう。 とくに男性が男性に対して行う頭ワシャワシャは、かなり親密な間柄であるのが察せられ、そうした関係性に憧れる人はわりと多そうです。
一方で、しばしば創作物などで見られる男性から女性に対するそれは 「女性を子供扱いし、男性上位・女性下位のような印象を受ける」「犬猫と同じ扱いに感じる」 という見方で否定的な反応がされることもあります。 また アニメ や マンガ などの創作物の世界ならともかく、日常生活で多少の接触が許される間柄であっても、さして好きでもない相手にポンポンされたり撫でられるのは不快なことも多いのでしょうから、あくまで時と場合と相手によって肯定されることもある、双方合意の上での 限定的 愛情表現と云えるかもしれません。
エロい作品では、支配と服従的な扱われ方も
なお 18禁 な エロ い作品においては、愛情表現として扱われる場合もあれば、極めて明示的な支配と服従というニュアンスが強調されることも多いでしょう。
とくに 「そこに愛情や信頼などありそうにない」 ような シチュエーション、例えば 輪姦 といった集団プレイにおいて、性器を含めた体のどこでも自由に触れる （触られてしまう） 状況にあって、あえて頭をポンポンするとか髪の毛を手で 整え てあげる、ほっぺたをぷにゅぷにゅする、手をつなぐなどの 「一般的にはエロい文脈にならない親愛の情のようなスキンシップ」 をことさらに行うことで、逆に背徳的なエロスを感じる人は少なくないでしょう。
ちなみに頭をなでる行為は異なる文化圏では強い侮辱表現として扱われることもあるので、海外で可愛らしい子供がいても、撫でる行為は避けた方が無難とはよく聞く話です。 スキンシップの許容範囲や考え方は文化や慣習、宗教などとも密接に関係しているので、それらが大きく異なる可能性が高い海外はもちろん、同じ日本人同士でもさほど親しくいない間柄では、避ける方が無難なのかもしれません。 まぁ一般的には、親しい相手に親愛や信頼、慰めの意図で 「おーよしよし」 などと云われながら撫でられたりするのは嬉しい人が多いのでしょうけれど。
 |  |  |  |  |
関連する同人用語・オタ用語・ネット用語をチェック
 |
