一度見たサイトにすぐジャンプ! 「ブックマーク」
「ブックマーク」(Bookmark) とは、本をどこまで読んだかわかるようにする目印、「本のしおり」 のことです。 一方 ネット の世界においては、一度訪れた特定の ウェブサイト や個別の記事・エントリーなどに簡単に再アクセスするため、ブラウザやネット上のサービスにそれらの情報 (URL (アドレス) やタイトル、概要など) を登録することを指します。 略して 「ブクマ」 と呼んだり、「お気に入り」(ブラウザの Internet Explorer の機能名) と呼ぶこともあります。
ブラウザにおけるブックマーク登録は、ブラウザ上に登録したいページを表示した状態でブラウザメニューに表示されているブックマーク用のボタン (☆など) や アイコン をクリックすることで可能になります。 登録後はブックマーク一覧にそのページがリストアップされ、次からはURLの入力や リンク・検索エンジン経由のアクセスをしなくとも、ブラウザ上のリストをクリックするだけで容易に訪れることができるようになります。 またリストは、ブラウザのツール表示部分に収まる範囲であれば常時表示しておくことも可能で、頻繁に利用するページを登録することでさらに利便性がアップすることとなります。
オンラインのブックマークサービス
一方、「はてなブックマーク」(はてブ) といった オンライン の ブックマークサービス におけるブックマークとして、SBM (ソーシャルブックマーク) といった仕組み・使い方もあります。 こちらは前述したブラウザなどへのお気に入り登録といった オフライン・ローカルなブックマークとはだいぶ ニュアンス が変わり、ブックマークをネット上に公開して他ユーザーと 共有 (シェア) されることをおおむね前提としています (設定 で非公開にできる場合もあります)。 すなわち 「優れたウェブサイト、便利なページを皆でシェアしよう」「良いサイトを皆に知らせたい、他人が良いと判断したサイトやページを知りたい」「人気のページを手っ取り早く知りたい」 という使い方ができるわけです。
また SBM はソーシャルとあるように SNS としての機能や性格を併せ持っています。 サービスや各種機能を積極的に利用してブックマークする人を、とくに ブックマーカー (ブクマカ) と呼びますが、自分と同じような興味関心を持っているブクマカを フォロー すれば、自然と自分が見たいと思うサイトの情報が集まることになるでしょう。
一方、ブックマークされる側であるウェブサイトを 運営 している人、ネットで情報発信している人にとっても、有力なオンラインブックマークサービスで共有されれば注目度も上がりますし、より多くの人に見てもらえることにもなるでしょう。 そこでこうしたサービスで共有されやすいよう、クリック1回だけでブックマークが登録される ソーシャルボタン をページ内に設置するなど、ブックマーカーに配慮したり利便性を向上させる工夫をしています。